8年前に台湾製の、デスクトップ型のパソコンを買った。
その時は『これが私の人生で最後のパソコンになる』と思った。
ところが昨年あたりから、色々と不具合が起きるようになった。
「音声が出ない」、「キーボードが勝手に連打してしまう」、「マウスが動かない」、「動作が遅い」、「USBポート接触不良」、「時々、フリーズする」などである。「もう限界かな?」と感じていた時に、「Windows10のサポートが2025年で終了する」と告知があった。
女房は『台湾製なんか買うからよ!』と言った。
変に反論しても良いことは無いので、黙っていた。
女房は知らないと思うが台湾は半導体王国で、半導体受託生産企業のTSMCは世界市場の占有率は60%で、圧倒的に世界1位である。
私の使っていた台湾製の「ASUS(エイスース)」は、PCの世界市場の占有率は7位である。残念乍ら、日本メーカーは10位以内には入っていないのである。
新しくパソコンを買うつもりもなかったので、ほとんど使わない「音声の不良」はそのまま我慢して、「キーボード」、「有線のマウス」、「接続不良のPCポート」は「外付けポート」を新しく買って来た。
「これで人生の最後まで行ける」と思ったのもつかの間で、「フリーズ」と「遅い動作」が酷くなって来た。
そこで壊れてしまう前に、新しいパソコンを購入することになってしまった。
これが「本当の人生最後のパソコン」になるはずで、5台目だ。
色々と調べた結果、私が人生最初に買った「FUJITSU」に戻ることにした。
ビックカメラにPCを見に行ったが、陳列してあるのはほとんどがノートパソコンだった。デスクトップ型は企業向けらしく、店には2台しか置いていなかった。これでは比較のしようがないので、ネットで調べてみた。
「FUJITSU」のHPから、持ち運びはしないのでデスクトップ型を選んだ。
前回の台湾製よりは高いが、仕様がかなり上回っている。
そしてネットでサポート係に私の希望を伝えて、機種選定をしてもらった。
その結果、中程度の仕様の「ESPRIMO WF1/H3」を推薦された。
それは私の考えていた機種だったので、すぐにFUJITSUのサイトから注文をした。
今までは有楽町のビックカメラでPCを購入していた。
購入すると1年間の無料保証が付いているが、店側は商売のために3年間の有料保証の契約を勧める。その金額は購入額の5%である。1回だけ契約したことがあるが、3年の間に問題は起きなかった。
すぐに配送されると思っていたが、発注から5日目に配達された。
問題が起きた時のために、古いPCにある色々なデータをUSBメモリーに移して保存した。そしいていよいよ新しいパソコンのセットアップである。
今のPCはセットアップは、画面の指示通りにやれば誰でも出来るようになっている。
これが落とし穴でもある。「なにをどうやったかを覚えていない」のである。
まだこの先、なにがあるか分からないから、古いPCもそのまま保管した。
PCを新調したのに、途中で接続が切れたり、フリーズしてしまう。
どうもプロバイダーの問題のように思い、契約先のJCOMを呼んだ。
このマンションは全戸にJCOMの光通信が入っていて、技術者も駐在している。
2人の作業員がすぐに来てくれて、色々と調べた結果、モデムの不具合らしいということになりモデムを交換した。
それで問題が解決したと思ったら、ここから更に苦労が続くことになったのである。
その話は(おまけの話)で。
(おまけの話)
PCのセットアップが終わると、画面には有料の「保証」の申し込みがあり5年の保証だった。しかしそれより長期の保証はない。私の経験からすると、5年を過ぎると不具合が発生するのである。だから5年の保証は意味が無いと感じている。
USBメモリーに保存してあるデータを新しいPCに移し、必要なサイトを「お気に入り」に登録し直した。
更に今まででに使っていた、必要なソフトをインストールした。
ネットの嫌なところは無料ソフトをインストールすると、そのソフト会社がしつこいくらいに有料ソフトの販促をすることだ。
新しいPCは、驚くほど立ち上がりが早い。
以前は5分くらい掛かっていたのに、今では15秒以内である。
ソフトもWindows11になったので、今までと使う手順が違い戸惑っている。
電源を切るにしても今までと違い、私が説明書をよく読まないので勘違いも多い。
これがセットアップの時の簡単さの、悪いところである。
更に悪いことに、「何かの時に」と思っていた古いPCが必要になり立ち上げたら、なんと画面が真っ暗なままになってしまった。
修理するのもシャクなので、諦めるしかないのが少し残念である。
古いPCは8年も使っていたので、中にはソフトをインストールしたのに、パスワードを記録していないものもあった。一番困ったのは、メールソフトのThunedbirdだった。
記録してあるパスワードが違うのである。「パスワードを忘れた方は、下記から変更して下さい」とあるのは、大したソフトではない。
金融に関わるようなサイトはかなり面倒で、会社に連絡した後に新しいパスワードが書面で送られて来る。
まだまだ慣れていないので、購入先のFUJITSUのテクニカルサポートと「チャット」で何回もやり取りした。
新しいPCを完璧に使えるようにはなっていないが、「ボケ防止」には非常に役に立っている。
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