
やっと秋らしく,を通り越して冬らしくなってきました。
雪の便りもちらほら。
季節感がどんどんなくなりますが,北海道はまだまだ「四季」を楽しめます。
今日は秋にちなんだ名曲名演をご紹介。

まずは「9月の雨」(SEPTEMBER IN THE RAIN)。
今年の9月は,全然秋じゃなかったですけど,この曲の歌詞は,落ち葉,消えていく太陽,長雨など,ちゃんと「秋」を歌っています。
レッド・ガーランド・トリオの演奏でどうぞ。(インストゥルメンタル:歌なしです)。
ガーランドのころころと転がるようなピアノのタッチがかわいいですね!
次は「AUTUMN NOCTURNE」。1941年にヒットして,今はジャズ・スタンダードとなっています。名演がひしめき合っていますが,ルー・ドナルドソンの甘いサックスでどうぞ。
さて,お次は白人サックス奏者,スタン・ゲッツの名演で「’TIS AUTUMN」。「’TIS」は「It is」ということなので「秋ですね〜」という感じでしょうか。子供とのジャケットが微笑ましいです。
次は渋めのトランペッター,ケニー・ドーハムの演奏で「ニュー・ヨークの秋」。ちょうど一番上の写真をイメージします。トランペットというと輝かしい高音をイメージしますが,ドーハムは中音(?)あたりで勝負します。1956年録音のライブアルバムからどうぞ。
淡々としたトランペットの演奏に心迫るものがあります。
最後は「枯葉」(AUTUMN LEAVES)。もともとシャンソンの名曲です。マイルス・ディヴィスが1958年にジャズで取り上げたことで,数知れないミュージシャンかカヴァーすることになりました。最近はシャンソン歌手もこのマイルスのアレンジで歌うことが多いです。
まずマイルス・ディヴィスのヴァージョンをどうぞ。
このマイルス・ディヴィスの演奏で一気に人気に火がついて,比較的早く,ピアノのビル・エヴァンスが録音を残しました。エヴァンスにとって「枯葉」は数多くのライヴで演奏する曲になりました。マイルスとは全く違う印象になるところがジャズの面白いところです。
秋の夜長,ゆっくりとジャズをお楽しみください。
ではまた〜。
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