晴晴海に建設していたマンション群の建つ場所が、2020年東京オリンピックの選手村になった影響とコロナ騒動もあり、東京湾大華火祭が中止になっていたが、11年ぶりに再開となった。今回の花火大会は、中央区と港区の区政80年を記念して合同開催となった。
それまでは中央区単独で行っていたのだが、警備に膨大な予算が必要な時代となり花火見物は有料となった。
有料席の料金は2500円、5000円、10000円と、場所により3種類ある。
中央区民は一般販売に先立ち、見物を申し込むと抽選で無料で見られることになった。
私は女房の為に晴海埠頭客船ターミナル先の、2人で5000円の椅子席をを申し込んだ。
幸いに抽選に当ったのだが、女房は『歩いて行くには遠過ぎるから行かない』と言った。

そこで近くに住む中高時代の同級生の、プロカメラマンのOさんを誘って行くことになった。「困ったなー」と思っていたら、フォトサークルから案内が来た。
それは「マンション内で花火が見える場所を、条件付きで確保できる」という話だった。
条件というのは「花火大会の翌日に、見物場所の片付けと清掃のボランティアをする」ことであった。私はこれに応募して、女房には怒られないで済んだ。
見物場所がマンションの敷地内だから、飽きれば部屋に戻りテレビで見ればいい。

花火大会の当日は前夜から雨だった。
開催が危ぶまれたが、午前9時にHPで「開催決定」の案内があった。
花火大会は午後5時30分に開始なので、私は遠回りさせられるので午後4時10分に家を出た。
環状2号線は通行止めだが、幸いに歩道は通れるので助かった。
既に環状2号線は花火大会に向かう人でいっぱいだった。
「HARUMI FLAG」の交差点では、花火見物のチケットの検査があった。

「HARUMI FLAG」の中を歩き晴海埠頭客船ターミナルに向かうと、そこでもチケットの検査があった。Gゲートから中に入ると折畳み椅子がたくさん並べられているが、私の席は72列なので後ろの方である。雨は止まない。椅子は雨でびっしょり濡れている。
しばらくして友人のOさんがやって来た。カメラマンなのに、カメラは持参していない。
雨のせいか、空いている席が目立つ。私も遠くに住んでいたら、来なかったかもしれない。
左手の運河には多くの「花火見物」の船が出ている。料金を調べたら、1人1万9000円だった。

段々と暗くなって来て、開始のカウントダウンがスピーカーから流れる。
午後5時30分に第1発目の花火が打ち上げられた。
この場所は右手に「HARUMI FLAG」のマンションが建っているので、そこに反射した音が耳に響く。
花火の打ち上げ場所は海上の2隻の船の上からで、私の場所からだと500メートルくらいの距離だろうか。連続して打ち上げる花火の音が、小雨にも負けず気持ち良い。
しかし写真と動画を撮ろうと思って来たのに、雨でカメラが濡れるので思うように撮影が出来なかった。

11年前の「東京湾華火祭」の時の予算は、約4億円だったそうだ。
それが今回はなんと16億円と4倍にもなっている。
景気も回復して来たようなので、協賛する企業の数も多い。
また全て有料席としたので平均で4000円と仮定すれば、11万人で4億4000万円の収入でかなり足りない。共催の中央区も港区も財政が豊かなので、大して問題になる金額ではないのかもしれない。もし雨で中止になった場合は、どうなるのだろう。
煙火屋には打上げ料は不要だろうか?、花火の代金は支払うのだろうか? 花火の保険はあるのだろうか? 警備会社の保障はどうするのか?
色々と私には興味のあることばかりだ。
次々と打ち上げられる花火は似たようなものが多いので、段々と見るのも飽きて来た頃にフィナーレとなった。フィナーレでは一挙に3000発の花火が打ち上げられた。
私の購入した席はもっと客船ターミナルに近いと思っていたのだが、中央区民用に用意されたのは2500円の無料席なので末席だった。
そのせいで右側のフェンスが、右方向で打ち上げられる花火の邪魔をする。
正面の街路灯が、正面で打ち上げられる花火の邪魔をする。
動画ではあまり気にならなかったが、静止画では邪魔になっていた。
それでもフィナーレの頃は雨も止み、十分に花火を楽しんだ。

(おまけの話)
東京湾大華火大会のプログラムは、次のようになっていた。
第一部 「東京湾大華火祭 再び」
第二部 「祝 中央区区・港区政 80周年」
第三部 「光と音の贈り物」
第四部 「夜空を彩る秋の華」
第五部 「令和に咲く 江戸の粋」
第六部 「日本煙火芸術協会作品」
グランドフィナーレ「~万感の想いを込めて~」
午後5時30分に開始した「東京湾華火大会」は、午後7時に終った。
みんなが一斉に同じ方向に帰るので、出口は混雑していてなかなか進まない。
のろのろと進み環状2号線に出て、左折して家に戻った。
会場から家まで40分も掛かったが、それでも多くの人から見たら近いはずだ。
女房の見た場所が気になったので『どうだったか?』と聞いてみたら、『マンション内で近いし、空いていたのでゆっくり見られた』。『今までの花火大会で一番良かった。ボランティアをありがとう』と、珍しく感謝されてしまった。

翌日のボランティアは、どうあっても行かなければならない。
欠席などしたら、『あの人はマンション内の見学場所のチケットだけもらって、ボランティアには来なかった』と悪評が立ってしまう。
午前9時に3階に集合したのは7人だった。
この日の後片付けは「アネックス屋上の椅子の片付け」、「コミュニティルームの片付け」であった。7人もいれば、この程度の仕事は簡単に済んでしまった。
もし来年も花火大会があれば、次はまたボランティアをして「アネックス屋上」の権利を得ようと考えている。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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花火と言えば夏の風物詩と思っていたが、10月の「華火」とは?。浴衣を着て汗だくでの花火見物は夏を満喫できるが、台風シーズンに傘もささずに、上を向いた顔に雨のしずくを感じながら90分のショー見物??? 良かった???