9月6日に築地本願寺で行われた防災訓練は、「台風のため規模を縮小」したので見に行かなかった。その時に偶然に、東京には3ヵ所に「防災館」があるのを知った。
それは「池袋」、「立川」、「本所」にあり、HPでは次のように説明されていた。
『災害大国日本で暮らす私達は、幾度となく繰り返される災害から多くの教訓を学びました。しかしいかに科学技術が発達しようとも「自然災害」を予知し、発生を防ぐことは困難であり、その脅威からいつ私達の身の回りに・・・』
『降りかかってくるかわからないのです。「防災館」は都民の皆さんの安全な暮らしを目指し、楽しみながら自身の揺れを体験、初期消火や応急救護、火災の煙からの避難要領など、防災に関する知識や技術を学んでいただく体験施設です』。

面白そうなので駅から歩いて行ける「池袋防災館」を予約しようと思ったら、かなり先まで予約で埋まっていた。
日曜日は出掛けないことにしている私だが、日曜日に空きがあったので申し込んだ。
この日は1組19名の団体と、個人参加はなんと私1人だけだった。
団体さんの顔ぶれを見るとどうもご近所の人達のようで、年齢は色々だが知り合い同士のようだった。最初はビデオで施設の紹介や震災の動画を見るようだったが、私は1人だけ上の階に案内されて1人でテレビで見た。
4階には大きな映像を見る部屋があるのに、なぜ私だけ5階でテレビなんだろう?

ビデオを見終った頃に団体が5階に上がって来て、「消火コーナー」の部屋で消火器を使って実際の消化を行う。しかし正面のスクリーンに映し出されるはずの「燃え盛る火」は故障で、代わりに紙に書いた火だった。
説明員の女性が、やり方を説明する。『火事だー!と叫び』、『消火器のピンを抜く』、『ハンドルを握る』、『姿勢を低くして火元に向かって放水する』、『止め!』で終り。1回に4人づつが前に出て、消化を行う。消火器の中は練習なので、ただの水だそうだ。
約25秒くらいの体験で終りとなる。

次は同じ階にある「煙コーナー」の体験である。
並んで座った席の前の壁に4つに区切られたモニターがあり、煙の発生している各部屋を映し出している。壁の右手の一部がガラス張りになっていて、外から避難している人の姿が見えるようになっている。
4組くらいに分かれて、1組ずつ部屋の中に入って行く。
係員は『姿勢を低くして、ハンカチで鼻と口を押えて歩いて下さい』と言っていた。
私の番になったのでメンバーの最後に付いて行ったが、全く煙くないし、前もよく見えた。
もっとスモークを出して欲しかった。

最後の体験は「地震コーナー」で、別の部屋に移動して椅子に坐って説明員の話を聞く。
部屋の大部分を占める埋め込まれた大きな台のような、大きな機械が地震体験機のようだ。1度に5人が機械の上に乗る。
地震警報が鳴ったらマットの上に屈み込むみ、頭を守る姿勢をとる。
揺れ方は色々な段階に調節できるようだが、私の時は「関東大震災」と同じ「震度7」だった。これは初めて体験したが、「もの凄い揺れだ~!」である。
屈んでいても飛ばされそうになるし、何かに掴まっていても、とても立ってはいられない揺れだった。午後1時から始まった体験会は、2時45分に終った。
「地震コーナー」が一番良かった。

【おまけの話】
「本所防災館」では池袋防災館には無い「VR体験」があるので、そこにも行ってみた。
やはりここも予約で埋まっていて、やっと10月1日に予約が取れた。
東京BRTで新橋に出て、そこから都営「新宿線」に乗り、「本所吾妻橋」で降りる。
そこから都バスに乗り換えて「横川三丁目」で降りるが、この辺りは私は初めて行く場所だ。午後1時に体験開始となるので、10分前に「本所防災館」に着いた。

本所消防署は珍しいデザインの建物で、防災館の設備も池袋防災館よりズーと新しいようだ。この日の参加者は75名くらいで、その中に欧米系のグループが9人、アジア系のグループが5人いた。
受付で私は男性の係員から『What’s your name?』と聞かれてびっくりした。
私はどう見ても、純粋の日本人の姿形だと思うのだが・・・。
全員が集まったところで映像室に案内されて、20分の防災映画を見せられた。
その後、3組に分かれて、それぞれに説明員が付いて別々の体験に行く。

我々のグループは「震災体験」だった。
6人ずつが体験台に乗って、アナウンスに続いて「地震だ!」と言い体を丸めて床に這いつくばる。震度は色々と変えられるようだが、私のグループの時は関東大震災と同じ「震度7」だった。
床に這いつくばっていても、飛ばされそうになる。その場から全く動けない。
池袋防災館の体験より、更に激しく揺れる感じがした。
揺れている時間はせいぜい30秒くらいのようだが、かなり長く感じる。
次は「消火体験」である。4人ずつが並んで立ち、正面のスクリーンに部屋の火事が映る。
ここでもアナウンスに従い、『火事だー!』と一斉に叫ぶ。
消火器のピンを抜き、ホースを留め金から外してレバーを強く握る。
すると勢いよく液体が前方のスクリーンの火元に放射される。
これが終ると次は「煙体験」で、ここまでは池袋防災館と同じだ。
順番に煙の充満した部屋に入って行く。ハンカチを鼻と口に当て、低い姿勢で進む。
実際の火災の時に必要なのは「おかしも」で、「押さない、「駆けない」、「しゃべらない」、「戻らない」だそうだ。

最後は救命措置とAED体験である。
広い部屋いっぱいに、救命措置の体験用の「マネキン」と「AED」が置いてある。
その前に座り説明員から救命方法を学ぶ。
外出先で知らない人が倒れていたら、先ず近付いて『大丈夫ですか?』と声を掛ける。
反応が無ければ、大声で『119番に電話して下さい』、『誰かお手伝いをして下さい』と頼む。
人形を使って胸を強く押しての心肺蘇生、AEDの体験は初めてで、とても勉強になった。
この日の午後4時から急用が出来たので「VR体験」はパスしたので、後日のブログで・・・。

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