なにで見たか忘れたが、新大久保に「イスラム通り」があると知った。
新大久保はだいぶ前から「コリアタウン」になっていて、私も何度か行ったことがある。
韓国のスターの店などに、日本女性が群がっている時代もあった。
それが「イスラム通り」と呼ばれる場所ができたそうで、住所は新宿区百人町である。
「百人町」という町名からは、なにか由緒正しさが感じられるので調べてみた。
すると『百人町は、江戸幕府直轄の鉄砲部隊「鉄砲組百人同心」が住んだ組屋敷があった場所です』と出ていた。
それが今では「イスラム通り」となっているのだから、世の中は変わるものだ。

新大久保駅を出て右へ行くと「コリアタウン」で、「イスラム通り」は左へ行く。
改札を出ると大勢の人達が待ち合わせで溢れている。彼等は「イスラム通りに行くのかな?」と思った。女性達は右へ行く。相変わらず「コリアタウン」は人気があるようだ。
「イスラム通り」は改札を出て、信号を渡った路地にある。
来てから分かったが、私は以前にここへ来たことがあるが、その頃は「イスラム通り」とは言っていなかった。

イスラム通りを歩いてみたが、特に以前と変りはない。イスラム系の店が増えたとも感じなかった。それより歩いている人に、インド人が多いように感じた。
インドの最大の宗教は「ヒンドゥー教」で、2番目に多いのが14%のイスラム教のようだ。
なんだか入り難かったが、勇気を出して食料品店に入ってみた。
やはり生ものは無く、缶詰、米、冷凍肉、お菓子などを売っている。
私が行った時間とも関係があるのか、買物に来ているのが男ばかりというのも少し違和感を感じる。

イスラム系の商店は数件あるだけで、中央には以前はテレビによく出ていた日本の八百屋が構えている。
食料品店の中には、大きく「HALAL FOOD」を打ち出している店もある。
「ハラルフード」を調べたら、次のようなことが分かった。
「豚由来の成分やアルコールが含まれていない」、「加工工程でハラル専用の道具を使用」、「屠畜方法はイスラム法に則った方法で処理」、「屠畜の際にビスムッラーと唱える」などが決められている。イスラム教の信者は色々と大変だなーと思った。
以前にイスラム教徒のエジプト人留学生の面倒を見たことがあるが、彼は酒も飲むし何でも食べていた。「郷に入れば郷に従え」だろう。

「イスラム通り」は期待外れだったので、駅の反対側の「コリアタウン」に行ってみた。
こちらは人出も多く、かなり賑わっている。
歩いているのは女性が多く、中年前後の人達のようだ。
「韓流ドラマ」にはまった女性達のように見えるが、聞くことも出来ないのでハッキリは分からない。しかし以前のような韓流スターの店は少なくなり、韓国コスメの店が増えたように感じる。

レストランが増えたせいか、以前は無かった「食べ放題」の店も多い。
横丁にもレストランが増えているので、かなり競争が激しいと思われる。
店を覗いてみたら、あまりお客は入っていない。
以前の私なら店に入りなにか食べたのだが、いまはもう韓国料理を昼から食べる元気は無い。
最近のニュースで『中国で白菜を長持ちさせるために、ホルマリンに浸していることが暴露された』と出ていた。韓国は中国からキムチを輸入しているので、大きな問題になっているようだ。日本で売られているキムチは大丈夫だろうか?

大きなゲームセンターがあり、クレーンゲームをやっているオバサンが見えたので入ってみた。クレーンゲームが今の流行りのようで、店の多くはクレーンゲーム機だった。
1回100円の機械が多く、ガラス戸の中には小さなぬいぐるみが並んでいる。
それで気が付いた。
最近の若い女性が鞄にぬいぐるみをぶら下げているのは、クレーンゲームで獲得したものらしい。カップルがクレーンゲームに挑戦しているのを斜め後ろから見ていたら、3回目でやっと取れた。どうやらゲームセンターは、かなり儲かる商売のようだ。

(おまけの話)
新大久保からは歌舞伎タワーが近くに見える。
そこで歌舞伎町から新宿駅に出て、大江戸線で六本木経由で帰ることにした。
途中に変なことで有名になった大久保公園の横を通るが、警察の取締り強化によって「立んぼ」は他へ行ったようだ。報道では売春をする者だけでなく、買う側にも罰則を設けるようだが遅すぎた。
ホテル街を抜けて歌舞伎の「トー横広場」に行くと、全体を柵で覆って中に入れないようになっていた。ここには家出した未成年者がたむろしていたが、それも町内会の努力で少しは改善したようだ。

歌舞伎町を抜けてJR新宿駅に向かった。
午後1時頃だったが、駅の方からは外国人も混じえて大勢の人の波が押し寄せて来る。
久し振りに駅前のビルの上に設置されている、「街頭ビジョン」の3Dの猫の画像を見ることにした。
このデジタル・サイネージの大きさは高さ8.16メートル、横幅18.96メートルと巨大な画像である。以前と少し内容が変り広告が多くなり、なかなか三毛猫が登場しない。
やっと出て来たと思っても、すぐ広告に変ってしまう。
まあ広告塔なのだから、私が文句を言える立場にない。
「三毛猫」を見ていたら私の後方が騒がしく、大勢の警察官が広場に囲いを作っていた。
その囲いの前で、拡声器で大声で怒鳴っている数人のグループいる。
『帰れー! 帰れー!』と叫び、「レイシスト」と書いた看板を掲げている。
なんだか分らないので様子を見ていたら、赤いチョッキ姿の男達が「幟」を立てスピーカーをセットしている。幟には「河合ゆうすけ」と書いてあるが、それが誰だか私には分からなかった。どうやらここで立会演説会を行うようで、警察官が出動するほどの男のようだが、あまり興味が無いので駅に向かった。
家に帰ってからネットで調べたら、彼は「クルド人の不法移民の問題」を過激に訴えて、埼玉県戸田市議選でトップ当選している男だった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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今日はいつもとっ違った界隈を歩きましたね。新大久保、歌舞伎町、新宿駅周辺、どれも騒音と喧騒と不協和音が鳴りやみません。
平和で静かでのどかで広々とした臨海周辺が天国のように思われます。
一日2食にして痩せる努力をしている私には「食べ放題」の看板は目の毒である。スタンダード:3280円、プレミアム:4480円、ゴージャス:5880円の値段を見て驚いた。6000円近いお金を払って何を食べようとしているのだろうか? 若い内だけの冒険であろう?