ブログ閉鎖中の話題(2016年8月15日)
「バイクの作法」
私はいつもバイクの後ろの席に乗せてもらい、どこでも行く。
乗せてくれるのは、いつも女性である。私が女性を選んでいるからかもしれない。
ただ座っていたら不安定なので、前の女性運転手のどこかに掴まる必要があるが、どこに掴まれば良いかいつも悩んでいる。これがベトナムでの最大の悩みだ。

悩んだままで帰るのも心残りなので、タクシーに乗った時にシッカリ観察した。
そうしたら分かった。ベトナム人も同じなんじゃないかと思った。
男女に関係なく、恋人以外は誰でが運転手のどこも掴まず、自分の太ももに手を置いている。
このスタイルは不安定なのだが、熱帯地方なので抱き付くと暑いからではないか?
後部座席から町の様子の写真を撮っていると、M女史に怒られる。「カメラを取られますよ!」。

「タクシーに付いて」
日本のような流しは無い。ホテルなどで呼んでもらう。
初乗りは1万1000ドン(55円)で、300mくらいでメーターが3000(15円)ドン上がる。
私のホテルから中心地までタクシーに乗ると、交通事情によるが約45~60分掛る。
でも料金は日本の初乗り料金くらいの760円で行ける。
運転手は先を急ぐのかクラクションを鳴らしっ放しで、うるさくて困る。

「スマートフォン」
多くの人がスマホを持っている。学校の先生はみんな持っている。
驚いて日本語の先生に話を聞いたら、中国製のスマホは1万円くらいで買えるそうだ。
通話料は基本的にはプリペイド方式なので、日本のように後から請求が来て驚くということはない。そんな環境の中で日本から来ているのに、私はベトナムでNOKIAのガラケーを使っている。

「庶民の市場」
都心のお洒落な家族以外は、普通は近くの市場に行って買い物をする。
学校の近くの市場に行こうと思ったら、「顧問!市場は危険ですから、1人で行っては駄目です」とM女史は私を子供扱いである。
狭い通路をバイクも、自転車も、手押し車も、イザリも、宝くじ売りも、坊さんも行く。
でもその活気には圧倒される。築地市場なんて静かなものだ。

そこである日にコッソリと1人で行ってみた。
市場の入り口の近くに「バイフラン」の屋台が出ている。
バイフランというのはベトナム風のプリンで、日本のものとあまり違わないが、皿に2個のプリンを乗せて、その上から細かい氷、ココナッツミルク、コーヒーをかけてある。

1杯は50円である。3年前には生徒を3人引き連れて毎日、この店に来ていた。
忙しそうにしている店のオバサンに「こんにちわ」と声を掛けた。
驚いたように振り返ったオバサンは私の顔を見て、顔をクチャクチャにして笑った。
私は指を3本立てて「3年ぶり」と言って席に着いた。
3年ぶりのバイフランは美味しかったが、腹を壊さないか心配だった。

(おまけのおまけの話)
どこの国でも、市場は猥雑で、危険で、活気があり、その国を表している。
ベトナムの市場は可笑しい。肉屋の隣でパンティを売り、フォーの店の隣で魚を売っている。狭い路地にバイクで乗り入れて、バイクから降りないで買い物をする。
若い女性がバイクに乗ったまま、ブラジャーの品定めなどしている光景はこの国だけだろう。

私はここに滞在中に、思いっ切り南国フルーツを食べようと意気込んで来た。
果物屋で名前は分からないが、私の好きなフルーツを買った。値札が出ていないのでヤバイと思ったら、買い物に来ていたオバサンが私のお金から5万ドンを引き抜いて店の人に渡した。
そして1,5000ドンのお釣りをもらってくれた。親切なオバサンだった。
市場は騙し合いのような場所で、みんな交渉して値切っている。

隣の店でマンゴスチンを買った。もう先ほどの親切なオバサンはいない。
自分で大きそうなやつを選んでビニール袋に入れた。そして値段を聞くと「ナムエ」と言った。私が札束を手に持っていたら、そこから50,000ドンを引き抜いた。お釣りは無かった。
後でM女史に聞いたら、ナムエというのは「数字の5万」なので、騙されていなかった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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これぞ「カオス」でしょうか? この混沌とした状況を乗り越えてベトナムの明日が開かれる事を祈りたいですね。10年を経過した現在の状況を知りたいのですが?
冷房の効いた店内、清潔な冷蔵施設、全てがパッケージされてショッピングバッグも用意されている食料品店に慣れている我々には、刺激がキツすぎる。20代の頃の冒険一人旅ではできたことが、今ではすっかり怖くなってしまった。