そろそろ今食べている味噌がなくなってきたので、カミさんとまた味噌を仕込むことにした。以前も書いたが、活躍するのは30年前から我が家にある圧力釜である。

いつものように大豆をふやかし、圧力釜に入れる。そしてしばらく火をかけていたら……
いきなり大爆発!!
パーンという音とともに鍋から湯気が突然鬼のように吹き出し、一瞬であたりは白一色。ミストサウナが突然キッチンに出現したかと思った。近くにいたこともあり、心臓が止まるかと思った。
コンロの火を消してしばらくするとおさまったが、蓋を開けてみると、通常は圧を抜く主圧弁が大豆の皮で詰まっていた。それでもうひとつの安全弁が機能し、鍋の破壊を食い止めたのだ。
水蒸気の膨張力は、外に出た瞬間に千倍以上の体積を一気に解き放つ。機関車を走らせ、発電所のタービンを回すエネルギーが、キッチンに突然現れたわけだ。もし安全弁まで詰まっていたら……
考えるだに恐ろしい。

主圧弁に詰まった大豆の皮を取り除き、なんとかことなきを得た。30年使い続けながら、弁の部品を一度も替えたことがなかった。新品への買い替えも頭をよぎったが、部品を取り寄せて交換し、この愛着ある釜にもう少し働いてもらうことにした。

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