自宅の窓から「竹芝桟橋」が見えている。この日は岸壁に3隻の船が見えた。
散歩がてら、「久し振りに竹芝桟橋に行ってみようか」という気になった。
直線距離なら近くて10分も掛からず行けそうだが、行く手を隅田川が邪魔している。
そこに行くには隅田川を築地大橋で渡り、突き当りを左に行き浜離宮の前を通り過ぎて左折する。浜離宮沿いに歩き、約30分くらい掛かる。良い運動になる距離だ。

台風が去った翌日なので「青い空」、「青い海」、「白い船」を期待して出掛けたのである。
ところがどうしたことか、空は雲に覆われたままだ。青い空も青い海も無くガッカリだ。
竹芝桟橋客船ターミナルの上の遊歩道に上がったが、「レインボーブリッジ」も雲に覆われている。
天候のせいで、30分しか歩いていないのに急に疲れが出て来た。
レインボーブリッジの奥には、荷揚げ用のたくさんの赤いクレーンが見える。

目の前には、東海汽船の白い船体の「さるびあ丸」が停泊している。
青空なら、「この船体が映えるのになー」と思った。
「さるびあ号」は2020年に竣工、主に竹芝ー伊豆諸島ー神津島航路、東京湾納涼航路に就航している。
総トン数は6099トン、全長は118メートル、幅は17メートルである。
客室の種類は「特等」、「特1等」、「特2等」、「2等和室」、「2党椅子室」があり、総客室数は1,100室と大きな船だ。資料によれば『船体のデザインに特色があり、2020年・東京オリンピックのエンブレムを手掛けた「野老朝雄」が担当した。・・・』
『この船のコンセプトである「本土と島を結ぶ」をイメージして、幾何学模様で波を表現し、伊豆諸島沖を流れる黒潮のような藍色で船体を表現している』とある。

「さるびあ号」から少し離れて「橘丸」が停泊していた。船にしては珍しい「黄色」の船体の貨客船である。総トン数は5700トン、全長は118メートル、幅は17メートルで「さるびあ丸」と同じである。客室の種類は「特等」、「特1等」、「1等」、「特2等」、「2等」、「2等優先席」があり、乗客数は1000名である。
この船には2段ベッドに上るための方法が梯子で、東海汽船としては最後の船となった。
「船橋にノールウェイの国旗が付いていて、不思議だなー」と思って調べたら、これは東海汽船の社旗だそうだ。
「赤地に紺十字の社旗は四海と海を表す。赤は日の出の色で、情熱と希望を表す。十字は社運が世界の海に雄飛発展せんとするもの」とあった。
紛らわしくて、ノールウェイからクレームが付かないか?

「橘丸」の先に偏平足みたいな貨物船が停泊していた。
船名は「ちよ丸」は私の勝手な想像だが、船長の奥さんの名前ではないだろうか?
ネットは凄い。なんでも出ている。
「ちよ丸」は南西海運の貨物船で、2016年に竣工、全長74.5メートル、幅12.5メートル、総トン数は499トンと出ていた。
通常は沖縄で運行しているようだが、臨時で八丈島に向かうようだ。
船が平らなところを見ると、コンテナー船ではないだろうか?
「ちよ丸」の前には、コンテナーが積まれていた。

「ちよ丸」の前のコンテナーを見て、なんだか変に感じた。
私が東京湾のコンテナーヤードで見るコンテナーは、もっと大きく綺麗である。
ここに積まれたコンテナーは小さくて、しかも錆びている。
所属の名前が見えないコンテナーもある。
「東海汽船」に混じって「新島村」と書かれた錆びたコンテナーもあり、村の財政を感じさせる。のんびりと潮風に吹かれながら、平日の昼間から景色を見ていられるもの良いものである。

ボーと船を見ていたら、「さるびあ丸」と「橘丸」の間に停泊するためか、「たいへい丸」という船がやって来た。
船の中央部が低くなっていて、クレーンも見える。積み荷がなにか分からない。
家に帰ってからネットで調べたら、次のことが分かった。
『船籍(勝浦)、積み荷(黒油)、建造(1919年)、速力(9ノット)』
船の速度を表す1ノットは時速では約2キロだそうで、この船の時速は16.7キロとかなり遅い。積み荷の「黒油」とは初めて知る言葉だが、これは江戸時代に白髪隠し用に使われた油だそうだ。でも今は違うものを運んでいるのではないだろうか?

(おまけの話)
10時30分に遊歩道の先端にある、小型船船着場を出た「東京みなと丸」がそろそろ戻る頃である。レインボーブリッジには11時30分の少し前には来るはずである。
ところがなかなか見えて来ない。そして遂に現れなかった。
その時に気が付いた。この日は木曜日で、「東京みなと丸」は休みの日だった。
最近はこんなことが増えて、自分でも嫌になっている。
仕方ないので帰ることにして、遊歩道を「ゆりかもめ」の「竹芝駅」に向かった。
駅までの遊歩道はお洒落で、地面のタイルのところどころに「船偏のタイル」が埋め込まれている。その字を読みながら歩くと、船に関する漢字の勉強になる。

「竹芝駅」に行く前に「竹芝客船ターミナル」に寄ってみた。
ターミナルの中はガランとして、わずかの乗客が待っているだけである。
船の出発案内のスクリーンを見たら、次の船は14:00 発と出ていた。
「乗船票記入台」などあり、船旅の雰囲気が感じられる。
昔のことだが私達夫婦も、ここから船に乗って八丈島に「妊娠旅行」に行った。
そしてなかなか妊娠しない妻は、八丈島で妊娠したのを思い出した。
懐かしい客船ターミナルだった。

「竹芝客船ターミナル」の見物を終えて、「ゆりかもめ」に乗った。
そこから1駅の「汐留駅」で降りて、いつもの「うどん屋」に行こうと思った。
すると「日テレ大時計」の前に、大勢の外国人観光客が集まっていた。
時間を確認したら、あと5分で12時なるところだった。
正午になれば「大時計」が動き始める。外国人観光客はそれを知っていて待っているのだった。私は何度も見ているから珍しくはなかったが、せっかくだからと思い動画を撮影したのである。
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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チコちゃんは知っていた!船の名前に「丸」が付いている事が多いが、なーぜだ?
*大切なものへの愛称・尊称が変化した説(最も有力)
*「問丸(といまる)」という屋号から来た節
*「城郭」のように守るべき場所だからという説
*明治時代には「法律での後押し」も
それぞれの節の理由はGeminiに聞いてみましょう!
船、貨物船、旅客船、漁船、普段気付かぬところにも、色々な仕事と責任があり、それぞれの人々がしっかり働いているのだなあ、それで社会は動いているんだなあ、ありがたいことです。