少し前にベトナム人夫婦を連れて、「浜離宮恩賜庭園」に桜の花を見に行った話を書いた。その時はソメイヨシノが満開だったが、緑の花びらの桜「御衣黄」はまだ蕾だった。
そろそろ咲いたのではないかと思い、中央区から支給された無料入場券を使って4月11日に行ってみた。
庭園に入った正面の「菜の花畑」は4月4日は満開だったが、この日はもう花が終り種になっていた。「桜の花の命は短い」と言うが、「菜の花の命はもっと短い」と感じた。

浜離宮恩賜庭園は何度も来ているので、今回は八重桜を見るためだけに来た。
菜の花畑を突っ切って突き当りを右に行くと、池の淵に八重桜は並んで植えられている。
最初に目にするのは、濃いピンク色の「関山」(カンザン)である。
まだ満開には少し早いが、それでもとても綺麗だ。
ソメイヨシノの可憐さに比べ、八重桜は豪華さがある。

「関山」の先には「一葉」がある。
名札には「イチヨウ」と書いてあるが、瞬間的には「イチョウ」と勘違いしそうだ。
なぜか桜の木に付けられた名札には、全て「カタカナ」で書かれている。
花はソメイヨシノに似た色で、それを豪華にした感じがする。
ソメイヨシノと八重桜が決定的に違うのは、花びらもそうだが葉が出ているか、出ていないかである。

更に進むと「鬱金」(ウコン)がある。
前回の4月4日の時は既に咲いていたが、今回は満開を少し過ぎている。
満開を過ぎると花びらは緑色から薄緑に変り、そして花の中心が赤くなって来る。
こうなるともう「ウコンは花びらが緑色」とは言えなくなる。

「ウコン」の先に、目的の「御衣黄」(ぎょいこう)がある。運良く、この日は満開だった。
外国人観光客が多いのだが、彼等は「緑色の桜」があるとは知らず、通り過ぎて行ってしまう。御衣黄という名前の由来を調べてみたら、次のことが分かった。
『平安時代の貴族の衣服の萌黄色(もえぎいろ)に花の色が似ていることに由来する。江戸時代中期から見られ、主に上流階級の観賞用として愛された』。
これで今年の東京の桜も終りだが、5月末まで有効の無料入場券があるので、次は何を見に来たらいいか?

【おまけの話】
NHKの朝のニュースで、「亀戸天神」の藤の花を中継しているのを見た。
その時はまだ開花していなかったが、それから10日以上も経つので大丈夫だろうと思い4月23日に出掛けて行った。
家の前から都バスに乗り、終点の「亀戸駅前」の1つ手前で降りて少し歩く。
都バスは両国の「江戸東京博物館」を過ぎ、「東京スカイツリー」の前を通過する。
約42分間のバスの旅である。
地下鉄などと違いバスはゆっくりと走り、景色を眺めながら行けるので暇人には観光気分に浸れてとても良い。

「藤の花」を見に行く前に、亀戸天神の歴史を調べてみた。
『1646年、九州大宰府天満宮の神官だった菅原道真公の末裔の菅原大鳥居信祐公は神のお告げにより、菅原公ゆかりの飛び梅の枝で天神像を刻み、天神信仰を広めるために社殿建立の志をもって、江戸の亀戸村に辿り着かれ、・・・』
『村に元々あった天神の小さな祠にご神体をお祀りしたのが始まり。菅原道真公をお祀りする当社は、1662年に大宰府の社にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋などを営み、依頼320年後の今日まで東国天満宮の宗社として宗敬されて来た』。

さて本題の「藤の花」であるが、亀戸天神の藤の花は、『江戸時代に初代宮司が湿地だった亀戸に合う水を好む植物として藤を植えたのが始まりで、その後、将軍綱吉や吉宗も鑑賞に訪れたことから「東京一の藤の名所」として知られるようになった』そうだ。
4月4日から30日まで「亀戸天神藤まつり」が開催されていた。
私が行ったのは4月23日の午前中で、小雨だったが大勢の見物客が来ていた。
見物客の多くは高齢者の女性達で、最近は彼女達は元気なので、色々な場所で出会うようになった。

この日は藤の花は満開を少し過ぎた状態で、藤棚の下の池には藤の花びらで「花筏」が出来ていた。藤の花は色が薄く派手さが無いので、写真に収めるのが難しい。
これらの写真は後から少し加工をして、紫色が分かるようにした。
境内はあまり広くないし、やることも無いので帰ることにした。
帰りの太鼓橋で、藤棚の奥に東京スカイツリーが見えていた。

亀戸天神から亀戸駅まで歩いて行き、久し振りに「亀戸餃子」に行ってみようと思った。
店は昼時で満席で、少し待たされた。席に着くと、まだ注文もしていないのに、餃子が1皿出て来た。以前は一度に2皿だったが、久し振りに行ったら値段は330円で1皿だけ出すように少し変わった。
左隣の女性は3皿食べていた。右の男性は5皿であった。普通は3皿か4皿食べるようだが、私は2皿でストップした。黙っていれば次々と出て来るところは「わんこそば」みたいだ。 餃子以外の料理はメニューに無いので、私はこの店に来るとご飯が欲しくなる。
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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週明けの今日・月曜日は雨模様! 少しひんやりとして涼しい朝を迎えた。東京の桜は既に終わってしまったが、mushanavi仲間のブログを見ると北海道は桜が満開を迎えたようですね。五稜郭の桜が見ごろを迎えたことを伝えてくれてます。暫くの間桜の便りを楽しみましょう。