【棺桶まで歩こう】
「棺桶まで歩こう」というタイトルを見た時に、葬儀屋の話かと思って手に取った。
ところが大違いで、著者は医師で「歩ける内は死なない。歩けなくなったら、間もなく死ぬ」と書いている。病院や介護施設で寝ていると歩けなくなる。その方が「管理者は楽だから」と書いている。
歩くのは「体力ではない。気力である。死ぬ前日まで歩いた人は多い」とも書いている。
著者は「緩和ケア 萬田診療所」の院長で、自身が「80歳以上も生きるのは、かなりリスクがある」と、私と同じようなことを書いている。
「抗がん剤をやめた方が長く生きられる」、「病院で限界まで生かされるから苦しい」、「家で人生を終える幸せ」などを提唱している。私が納得したのは「食べられなくなったら、点滴はしない方が長く生きられる」など、初めて知ったことも多かった。
高齢者にはお勧めの1冊である。

【シルバーシートの迷惑外国人】
私は地下鉄でよく利用するのは「大江戸線」と「浅草線」である。
浅草線は観光の「浅草」と帰国の「成田空港」に行ける路線なので、外国人観光客が多く乗っている。
新橋駅から乗って「東銀座駅」に着いたら、アジア系の観光客がドヤドヤと乗って来た。
1人で2つも大きなトランクを引っ張っていて、空いていたシルバーシートの席に来た。
シルバーシートの私の左右、前は彼らに占領されて、私1人が彼らの中に取り残された感じになった。
『ここはシルバーシートだから、あっちへ行け!』と言いたかったが、多勢に無勢で我慢するしかなかった。中国人らしかったが、昔の日本人を見るようだった。
あの頃の日本人も、欧米で嫌われていたんだろうなー。

【難しいカメラ】
買ったカメラが上手く使えない。最近のカメラは取扱い説明書が付いて来ないからだ。
それは「ネットでダウンロードをしろ!」ということで、高齢者には向いていない。
ネットの説明書はあまり親切ではなく、読みたい場所を探すのもひと苦労だ。
どうしても動画撮影が出来ず、仕方なく銀座のSONYストアに行って聞いてみた。
結果は「メモリー容量が足りないのでエラーになっている」とのことだったが、説明書には書いてない。
「最低でも32GBは必要」と分かり、その足でビックカメラに行ってメモリーを買った。
なんとか撮影できるようになったがまだマスターしていないので、その内にスローモーション撮影を試す予定だ。

【入院見舞い】
マンションの友人のXさんから電話があり、『昨夜から血尿が出て止まらない。明日は病院に行って来る』と言った。その後、病院から電話があり、『腎臓と心臓が悪い。緊急入院・手術となった。更にコロナに罹っていた』という話だった。
10日後にショートメールで連絡があり、『あと1週間で退院する。退屈している』と書いてあったので、意味が分からずお見舞いに行ってみた。
Xさんは意外に元気で、彼の話では『腎臓、心臓の検査の結果、コロナに感染していた。コロナの薬を投与すると、腎臓の毛細血管が副作用で破裂する恐れがあるので、コロナが治ってから手術を考える。』ということになった。
更に『ところが4日前の検査でコロナが治ったら、腎臓も心臓も元に戻った。だから結局は入院していただけで、薬も飲まず、注射もせず、ただ静かにしていただけ』だった。
なんだか変な話だった。

【暇なら展示会】
東京ビッグサイト(国際展示場)では、定期的に色々な展示会が開催されている。
通常の展示会は無料で4日間開催されるので、HPを見て事前登録をしておき面白そうで暇なら見に行く。3月のある日は朝から雨が降り、行くところも無いので展示会に行った。家の前から東京BRTに乗り約10分で「国際展示場」に着く。
展示会は「リテールテックJAPAN、SECURITY SHOW、ビルメンCONNET、JAPN SHOP、建築建材展、ライティングフェア、Good家電EXPO、フランチャイズショー、人手不足対策展、インバウンドビジネス展」と10種類の展示会が開催されていた。
これを1つの展示会の事前申し込みで、全部無料で見られるのである。しかも出品者は自社の宣伝に若い女性を集めて、通路で次々とカタログ入り手提げ袋と小さなプレゼントをくれる。全てをもらったら、写真の10倍くらいになる。この日はお昼代だけで、1日無料で遊べたのである。

(おまけの話)「大塚駅」付近で
【都電「荒川線」】
大塚から都電に乗ってブログネタの「水彩画で見る東京」の取材で、鬼子母神の「上川口屋」の写真を撮りに行った。鬼子母神は大塚駅から都電「荒川線」で、早稲田方面に向かい4駅である。「上川口屋」の定休日に定めは無く、「雨・雪・台風の悪天候の日」が休みとなってる。
この日の天候は「曇り」・「気温19度」で、全く問題の無い日だった。
ところが行ってみたら、店の前の戸板が閉じていて休みになっていた。
店主は86歳と高齢なので、少し心配だった。都電は都内でここしか走っていないので、時々、乗りたくなる。走り出す時の「チンチン」の音が旅情を誘うのである。

【蕎麦屋】
鬼子母神からまた大塚駅に戻り、昼飯を食べることにした。
大塚ではあまり食べることがないので、いつも「みとう庵」に行くことになる。
ここは老夫婦で店をやっている「そばや」で、「包丁切りそば」が売りである。
カウンター席だけの数人しか入れない小さな店で、細麺の蕎麦が美味しい。
久し振りに行ったら、店の前に券売機が置いてあった。
私は券売機で「かき揚げ蕎麦(650円)」を発券してカウンターに坐った。
目の前でテキパキと仕事をするオヤジさんを見ているだけで、「蕎麦は美味しいに違いない」と思わせている。

【千成最中本舗】
蕎麦を食べて店を出る。1つ駅寄りの路地を入ると、右側に「千成最中本舗」という名の和菓子屋がある。店は細長くドアも無く解放型店舗で、売り物の商品が並べられている。
「千成瓢箪」というのは「ひょうたん型」のことで、豊臣秀吉の馬印である千成瓢箪をかたどっており、「繁栄」を意味する縁起物とされている。
店先にテーブルと椅子が置いてあり、買った和菓子をここで食べるとお茶を淹れてくれる。少し待たされるが、焼き立ての「どら焼き」を提供してくれる親切な店である。
私は「どら焼き」を1個買って、椅子に坐った。お土産に「どら焼き」の皮だけも売っていて、これは「和風パンケーキ」と名付けている。
お土産に買った和風パンケーキは(6枚・250円)で、どら焼きは1個(240円)だった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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私の二歳年下の弟が数年前からパーキンソン病との戦いの末、誤嚥性肺炎に罹り施設から病院へ送られてしまった。看取りの可能な施設であったが、病院では治療を優先し誤嚥性肺炎はどうにかして治すことができた。そして施設へ戻り、パーキンソン病も末期の為意識も混濁しているので、家族はそれ以上の治療を止めて尊厳死を求めた。苦しまず、痛がらず、枯れる様に亡くなって行く道である。パーキンソン病は歩くことは困難になる難病である。棺桶への道が近くなってきた。親族の一人として覚悟を決めた。