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アゲアゲの鳥たち

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前線や低気圧の影響で、夜中から吹き荒れる強い風は朝にも残っていた。

起きて居間から見る海には雨は降っておらずとも白波が立ち、港の防波堤には大きな波が打ち寄せ、波濤をなって砕け散る様子が窺える。

すると西の方から港の方へ、ウミネコたちが一斉に群れをなして飛んできた。100羽以上いるだろうか。
こんな風の中、彼らは港に集まってきて何をしようというのか。

荒風の中のホバーリング。空の上で一時停止しているウミネコたち。

何が起きているのか気になり、早速カメラを持って港に行ってみることにした。

こんなシケの日に漁師たちも船を出すわけもなく、今日は彼らも休業で、港には人っこひとりいなかった。
しかし集まってきていたウミネコたちは、荒れ狂う風の中、空を自由に舞っている。
それはまるで、台風接近時の大波に集まってくるサーファーたちのように、「この時ぞ!」とばかりその荒風をいかに乗りこなすか、仲間たちと一緒に大いに楽しんでいるように見える。

よく見ると、港内には水鳥たちもたくさん集まり、みんなで波間をプカプカと浮遊しているではないか。まさかこういう状況で、エサとなる魚たちを取りやすくなるわけでもあるまいが・・・。

水鳥たちも波間を漂う

なんでこんな日に鳥たちは集まるのか?どうにも合点が行かないなと思ってカメラを構えていたら、防波堤に荒波がドドーン!という轟音を立ててぶつかり、波飛沫を空に高く舞い上げた。

ドドーン!

でも確かに、俺もシーカヤックで海に出て波が出てくると、アドレナリンが上がってワクワクする。
だからきっと彼らにとってもこの荒れた天気はアゲアゲエキサイトのひと時なのだと確信をした。

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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