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小さな話(98)

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【初午】
私は今年の年男で「午年」なので、「初午」も関係があるのだろうと思っている。
「初午」とは資料によると「2月の最初の午の日を指し、稲荷神社の祭礼が行われる日で、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈願する日」だそうだ。

その由来は「和銅4年(711年)2月の初午の日に、伏見稲荷大社の祭神である宇迦御霊神(うかのみたまのかみ)が稲荷山に降臨したことに由来する」とあった。そこで私は手近な銀座の三社の稲荷神社をお参りした。しかし今年の「初午」は2月1日(日)で、私は日曜日は出掛けないことに決めているので、翌日の2日にお参りに行った。まあ私には祈願することもないし、神様も1日くらいの違いは大目に見てくれるだろうと思っている。

 「朝日稲荷神社」

『朝日稲荷神社』
最初に「朝日稲荷神社」に行った。この神社はユニークで、日本でここだけではないかという仕掛けがある。松屋デパートの裏手にある神社は拝殿が道路に面しているが、本殿はビルの屋上にあるのだから不思議な神社だ。

銀座にはビルの屋上に移された神社は他にもあるが、拝殿だけが1階にある神社はここだけである。この神社の仕掛けは『拝殿から屋上の本殿までパイプで繋がっている。
神社本庁の決りとして「屋根が大空に出ており、柱は土地に接していなければならない」とあるので、屋上までのパイプには土が入れている。

更にお参りの時に打つ手の音はマイクで拾って、屋上のスピーカーから出る。
ビルの横のエレベーターに乗って10階で降り、階段で屋上に行くと確かに本殿があった。

 屋上の「朝日稲荷神社」

『宝珠稲荷神社』
この神社は歌舞伎座の裏手にある小さな神社である。知らないと見過ごしてしまうほど小さい。この路地は歩いている人も少なく、私がいる間もお参りする人はいなかった。
この神社は銀座3丁目にあるが、銀座とは言っても昭和通りを越してからだから、私の中では「銀座」とは思っていない。

神社の説明には『創建は江戸時代前期の元和元年頃。三河の国深溝の領主だった板倉内膳匠重昌の江戸屋敷内に、家内安全、火除けの神として祀られたのが始まり』とあった。

『宝珠稲荷神社』

この神社に参道は無い。
だが前の歩道を利用して、大量の行燈がトンネル状に左右に飾ってある。
これを見るのも私の楽しみに1つで、言葉や諺をパロディにして「地口行灯」に書いてある。「地口」というのは江戸時代に遡る「駄洒落」のことである。

代表的なものを書き出してみると、「嫁入しんぶん」、「おかめ はちまき」、「目から出た旅」、「大竹のみ」、「あとの号外 先にたたず」、「うすから出たまこも」、「稲も乾けば 棒にかける」、「おひどりの ひやみず」、「穴より だんご」、「あん汁より 瓜があい」などが出ていた。可笑しくて、思わず1人でクスッと笑ってしまった。 

【宝童稲荷神社】
この神社は銀座4丁目の「和光」の裏手にある小さな神社である。
しかも奥まった細い路地にあるので、ここを通る人も少なくあまり知られていない。
神社の説明では『江戸時代から伝えられたものと言われ、主に子育ての稲荷神社として知られるようになった。なんだかあまり由緒は正しくないような感じがする神社だ。

(おまけの話)「工事中3題)
人生の大半を工場で過ごしたせいか、私は機械ものや工事現場を見るのが好きだ。
今回は「築地本願寺」、「築地市場跡地」、「新島場所」の3ヵ所の工事の話である。

【築地本願寺】
時々、築地本願寺に行く。特に用事は無いのだが、私の墓があるのも関係しているのかもしれない。お寺の本堂の椅子に坐り、静かにしているだけで心が休まる。
ところが現在、建物全体の耐震補強工事をしている最中である。

完成は今年の12月の予定だそうだが、人手不足で遅れるかもしれない。
1月末現在では、工事のための足場を組んでいる。香港の大規模火災のような「竹」ではない。どのような工事が行われるかは分からないが、工事現場が好きな私は時々は見物に行くつもりでいる。

「築地本願寺」の工事現場

【築地市場跡地】
隅田川沿いにある築地場外市場跡地の大規模開発は、9000億円を投じるようだ。
なかなか工事が進まないと感じていたら、最近は工事も見えるような動きを始めている。「中央区百景」というサイトに「発掘調査が行われている」と出ていたので、なにかあるらしい。いつもは築地大橋の上から見ているが、今回は「勝鬨橋」から見てみた。

現在は発掘調査と基盤整備を行っているようで、超高層ビルなど7棟の工事は28年度から始まるようだ。最終的な完成は2038年だから、私は見られない。
だから私は時々、家の窓からと、築地大橋の上から見物しようと思っている。

 勝鬨橋から見た「築地市場跡地の工事現場」

【新島橋】
勝どき駅から歩いて家に帰る時に、「新島橋」という小さな運河を渡る。
この運河は「新月島川」という名だそうだが、最近、運河の中に大型機械を入れて工事をしている。作業を見ていてもよく分からないのだが、駅側に遊歩道を作る工事は無いかと想像している。

自宅の近くだけでも、この他にも大型工事が見られる。
私の住むマンションも27年の完成を目指して、大規模修繕工事を行っている。
なんだかんだと言いながら、ゼネコンは仕事が途切れないようだ。

 「新島橋下」の工事現場(新月島川)

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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