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卓球選手事件で思うこと

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中国の世界トップの男女の選手たちがそろって大事な大会の途中で棄権したという。
このニュースについて少し俺は驚いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8432031a5bf3a2f79a3778033370031b7a3641c4/images/000

いくつかのニュースによると中国側の説明を持ち出し、選手の体調管理などの理由としているが、それにしても大会途中で棄権する行為は異様だ。だから俺はこれをトップ選手たちによる反乱・反抗とみた。

というのはこの背景に、棄権があったその前の中国での大会会場で選手紹介時に、運営側から日本の男子エース張本智和選手の名前がコールされなかったり、今回の香港大会でも張本は試合時に観客のひどいブーイングの中でプレイさせられたことなど、明らかに彼への妨害行為をする大会運営側と観客の行為があり、彼らはそれを見て辟易としたのではないかと思うからだ。
これは昨今の台湾に関する高市発言の影響によるものであろうが、ここまでなら政治がスポーツの場において表面にでてきたというわけで、まあ中国ならあるよねと思う事件ではある。しかしもし選手の反抗の現れだとしたらこれは今までなかったケースかもしれない。

スポーツの真剣勝負においては、勝負(結果)が全てとも言えるが、トップ選手になると自分の実力ではないことが恣意的に介入されることで勝ったとしても、そのプライドが許されないはずだ。外野からの応援は力にはなるが、明らかに汚い、相手に対して攻撃するような行為を後ろ盾にして勝ったとしても、それは明らかに本意ではないと思う方が普通だと思う。そんな思いが今回棄権をした選手たちにあったのではないか。

これまでもいろいろな国際試合において、明らかに判定に恣意がみられたり、運営側が特定の国に便宜をはかったと思われる試合はいくらでもあるのだが、どうしてそこまでして勝つことに意味があるのか、その価値観は醜い。

昔、乃木希典大将が旅順攻略後の会談で、降伏した相手ロシア司令官に対して敬意を持って接し、相手に帯刀を許したまま会談をし、敵の戦いさえも称えて酒を交わしたという話がある。自分の2人の息子をこの攻略で戦死させているのにもかかわらずである。この話は武士道の話として称えられる。ただこの世界観は、同時に何をも恐れぬ底知れぬ怖さも感じさせたので、戦後GHQがこれを弾圧して日本人を骨抜きにしていったわけである。

人間にはいろいろな価値観があり、基本的には生存本能がベースになっていると思う。しかし、相手に対する慈悲の念、尊敬の念というものを美徳とし、その価値を本能の上にもおけることが、人間の人間たる証なのではないかと思うし、自分もそうありたいと思う。
いずれにせよ、今回の中国選手たちが、自国に反旗を翻したのだとしたら、その勇気を称えたい。

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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