MENU

貫気別川とワシたち

36

豊浦には貫気別川という二級河川がある。
ぬっきべつというのは、アイヌ語の「ヌプキ・ペッ(Nupki-pet)」に由来し、「濁り水・川」という意味だ。ここは鮭が多く遡上する川であり、今では稚魚を放流しているので、今年も多くのサケが遡上してきた。いつも濁っているわけでもないのに濁る川という名前になっているのは、多分、毎度大雨が降ると土砂で濁り、それが河口付近の青い海を茶色く染めるからだと思う。

貫気別川河口には水鳥たちが集まる
カヤック目線で河口から海に
秋口にはたくさんのサケが遡上してくる

そしてこの豊かな川には、冬になるとワシたちが飛来してくる。主にオジロワシとオオワシなのだが、今シーズンもサケの遡上が終わりそろそろやってくる季節となった。
彼らは雪とともにやってくる。お目当てはサケであろう。しかし雪で白くなった山はウサギなどの小動物も上からよく見えるはずだ。もう何羽か見ることができるだろうか。
そこでカミさんと一度様子を見に行こうということになった。

家から車で3分。河口あたりを歩いてみたが姿がない。
少し上流にいくことにした。
インディアン水車に向かって川沿いの道を上流に向かって車を走らせると、いたいた!
川の上を悠然と飛んでいくオオワシを見つけた。
羽を広げて飛ぶ姿は久しぶりにみるとかなり大きく見える。ワシは川の向こうに飛んで行った。

車を道端に駐めてその姿をカメラに収めようと探すが見つからない。木にとまっていると保護色になってわかりにくい。
しばらく歩いて付近を探してみるが、少し遠いところにいたオジロワシの幼鳥らしきものを発見。飛び立つのを10分待ったが寒くて指が凍えてあきらめた。シャッターを押すのに指先は出さないといけないから、こういうときは困ったものだ。

オジロワシの幼鳥

しかし、これからがワシシーズン。雪がどっさり降ったあとの晴天下で優雅に飛ぶワシたちを見るのがとても楽しみだ。
ワシシーズンは3月頃まで続く。

今シーズンもたくさん見れるかな

\ この記事をシェアする /

犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

アクセス総数
30,847回

コメントはまだありません。

コメントを書く


kayakerTOPページに戻る