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街角スナップ(6)・・・日比谷公園とWATERS TAKESHIBA

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やっと少し涼しくなったしお彼岸でもあるので、「彼岸花は咲いたかな?」と思い日比谷公園に行ってみた。
有楽門から中に入ると右側に「伊達政宗終焉の地」の説明看板が立っている。

この公園は仙台藩祖の伊達正宗から3代目の綱宗の時代まで、仙台藩の外桜田上屋敷があった場所である。正宗は1636年にここで70歳の生涯を閉じた。

更に先に進むと広い場所に出て、そこには向かい合った2匹のペリカンの噴水がある。
日比谷公園には5つの噴水がある。現在は大規模修理中で、大噴水の場所は閉鎖されている。

 「ペリカンの噴水」

そのまま進み、右側にレストランが現れる。
この店の横に陳列されているのが、タイ国の三輪タクシー「トゥクトゥク」である。
この辺りから左へ行く道路がイチョウ並木になっている。
木の下にはもうギンナンが落ちていて、辺り一面に甘い香りが漂っている。

地面に落ちたギンナンを拾いあげ、太い木から葉が出ている場所に置いて記念撮影をした。今年のギンナンは不作のようで、見上げてもギンナンの数が少ない。

 「ギンナン」

更に先に進むと左側にテニスコートがある。
その先に目的の「三笠山」呼ばれている低い築山がある。
この道路側の斜面に「彼岸花」が咲いていた。まだ咲いているのは数本だが、秋を感じさせる。

かなり前の写真をネットで見ると、斜面を覆うほどの彼岸花が咲いていたようだ。
現在では全部、開花しても20本くらいだろう。
この場所は立ち入り禁止になっていないので、それで年々、数が減っているのかもしれない。

「彼岸花」(三笠山)

日比谷公園に来ると、どうしても「鶴の噴水」は見たくなるから不思議だ。
最近は滅多に見られないが、気温がマイナスの時に鶴の羽から下がるツララがとても良い。夏は周りを緑に取り囲まれて、見る場所によってはなかなか良い。

時間がある時は池の淵にある藤棚の下のベンチに座って、のんびり噴水を見るのも良い。今回は初めて鶴の噴水の動画を撮影してみた。

そこから新橋まで歩いてランチにしようと思って、野外音楽堂の前を通った。
すると大勢の人が続々と中へ入って行くのが見えた。
「なにかコンサートでもやるのかな?」と思い近付いてみたら、「日比谷野音The Final オープンデー」と書かれた看板が出ていた。

なにかで見たが、日比谷野外音楽堂は再整備工事に着工するために、「10月1日から使用中止」になる。そこで私も「最後なら」と思い、中に入ってみた。

すると舞台の上に大勢の人が乗っている。舞台に乗る順番待ちの列もある。
いつもは客席側にからしか見られない舞台を、この機会にミュージシャンになった気分で舞台から客席を見ようとしているのかもしれない。

 取り壊される「日比谷野外音楽堂」

大噴水の場所は工事中の仮囲いで、中は見えない。
仮囲いにはフラワーポットが吊り下げられている。
その前の広場は既に整備されていて、真ん中は芝生広場で、両側はコンクリートの広い遊歩道になった。

正面には日比谷公会堂が見える。
この日の日比谷公園は外国人観光客が多く見られた。
欧米人は公園が好きなようだ。

 大噴水から続く広場は綺麗に整備された。

(おまけの話)【WATERS TAKESHIBA】
この日の私の最大の目的は「WATERS TAKESHIBA」だった。
午後1時からなので、時間調整の為に午前中に日比谷公園に行ったのである。
日比谷公園を出て新場駅を通り過ぎ、浜離宮に向かった。

浜離宮の横の水路に沿って進む。この水路では以前にアカエイが泳いでいるのを見たことがある。水路は東京湾に繋がっているので、塩分が多いのだろう。今回も「なにかいないかな?」と思い、水路を見ながら先に進んだ。
すると大きな魚の群れが泳いでいるのが見えた。ボラかもしれない。

水路を泳ぐ魚「ボラかな?」

そのまま進むと浜離宮を通り過ぎ、海岸通りに出る。
間もなく「WATERS TAKESHIBA」に行くために、浜松町駅から歩いて来た人達と合流した。今回の私の目的は「TAKESHIBA SPECIAL ORCHESTRA」を見るためである。

このイベントはHPによると『音楽を愛する方々が竹芝に集い、楽器を持ち込み、合奏するイベントです。第10回目はこれまでにご参加いただいたゲストやお客様の声にお応えし、課題曲としての合計3曲を合奏します』とあった。

演奏会の会場は背後は水路で開けた場所で、この日の最高気温は26度で、そよ風が気持ち良い。

 「TAKESHIBA SPECIAL ORCHESTRA」の会場   

音楽好きの演奏者は70名くらいいるように感じた。   
参加希望者は1000円を払い、審査に合格すれば参加できる。
同じ楽器ばかりにならないようにするので、落選する人もいると思う。
午後1時になり司会者が参加者全員を集めて、演奏の説明をする。

その後、楽器ごとに4班に分かれて、それぞれの指導者の下で練習をする。
私は初めて来たので様子が分からず、1時から演奏が始まると思い込んでいた。
この練習が1時間も続き、私は飽きてしまった。      

  大きな楽器「チューバ?」

午後2時になり、やっと全員が席に座り演奏が始まった。
このオーケストラは全員が管楽器だけで、指揮者も茶髪で今風である。
音楽が好きで自分で楽器を持参して、ここで演奏できるのは嬉しいだろうと思う。

楽器はトランペット、フルート、アルトサックス、トロンボーン、クラリネット、チューバ、他にも学校の音楽で使う「ピアニカ」も多かった。どんな経歴の人達か分からないが、老若男女が揃っている。演奏は本格的である。

中には音大を出たが演奏家になれず、失意の人もいるだろう。
音楽関係の人達の縮図を見たような気がした演奏会だった。

 70名の合奏は迫力がある。

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 日野市の管理する遊歩道にイチョウの大木がある。そのイチョウ並木に季節にはギンナンが沢山なっているようです。「多摩平の森」と表現されているのだが、突然そのテッペンにあった大きな枝が折れて落下した。ギンナンの実を大量に付けてである。偶然その下を通っていた男性を直撃し、その男性は亡くなってしまった。
    ギンナンの実は何と500㎏にもなっていたそうである。たかがギンナンの実であるが、500㎏と聞いてイチョウの生命力に驚いた。
    当然、日野市は管理する古木の伐採に取り組んでいる。

  • 日比谷公園の土地は、もと伊達藩の上屋敷があったところだとは。
    江戸城のまわりは、上屋敷で埋まっているかの如くらしいですね。
    タイムスリップして、観光客として江戸の町を歩いてみたいです。ああ、ここは松平家、ここは井伊家かー、などと現在の東京と比べながらのツアーはきっと面白いと思います。

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