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皆既月食を見る

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9月8日の早朝と言うべきか、深夜に皆既月食が起きると知った。
この現象は日本では3年ぶりだそうであるが、夜中では見るのが難しい。
皆既月食が始まる時間は1時27分で、最大の食は3時12分のようだ。
皆既月食は約1時間22分も続き、終了するのは3時56分である。

私は見ようか、どうしようか迷った。見るからにはブログ用に写真も撮りたい。
いつもは3時過ぎに目が覚めているので、もしかしたら起きているかもしれないと思った。
そして念のためにカメラと三脚を用意してから、ベッドに入った。
いつものように本を読み、タブレットでyoutubeを見てから電気を消した。

 3月8日 3時26分(拡大図)

寝付きは良かったが気になっていたせいか、午前2時に目が覚めてしまった。
ソッと起き出し居間に行き、窓から外を見たが月は出ていない。
前日に調べたところでは、南南西から西の方向で見られるらしい。

我家の窓からは西の方角は見えるが、最大の月食が起きる3時12分にはどこに見えるか分からない。
エレベーターに乗って1階に出るまでのこともないと思い、諦めてもう少し寝ることにした。

3月8日 3時41分(連続写真の中の1枚)

3時20分に目が覚めたので、慌ててベッドを出て居間に行った。
三脚を立てて、露出を決めて空を見た。マンションの横から皆既日食の月が見えた。
慌ててシャッターを押したが、モニターを確認したら映っているかどうか分からなかった。

ISO感度を2000に上げて撮影したら、薄く皆既日食が映っていた。
月は私の思ったより小さく暗い。300ミリのズームでは、思うような写真は撮れない。

3月8日 午前4時01分(寝ている間の自動撮影)

続けてインターバル撮影を15分間隔で、10回撮影にセットしてからベッドに戻った。
いつものように5時からラジオを聴いて、6時に起き出しカメラの映像を見た。
しかしまた失敗だった。15分間隔では時間が長過ぎた。5分間隔で良かったようだ。
皆既日食を連続写真に編集して、素晴らしい写真を皆さんにお見せする予定は失敗に終ったのである。

久し振りにインターバル撮影をして、それを合成する方法を思い出すのも苦労した。
次回の皆既月食は2035年9月2日だそうで、もう私は見られない。

 皆既月食の終り(4時11分から4時56分まで)

(おまけの話)
夜中の都会の景色は異常な感じがする。
高層ビルの頂上付近には、どこも赤い灯が点灯している。
これは航空機に「高層ビルがありますよ」と知らせているのだそうだ。
地表から60メートル以上の建築物には、航空障害灯の設置が義務付けられているのである。

皆既月食を寝ないで撮影したかったが、この日は午前10時から中央区敬老大会で「歌舞伎座」に招待されていた。だから睡眠不足で、途中で眠くならないかと心配だった。この話は別のブログで・・・。

 都会の夜は「航空障害灯」だらけ。

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 生涯最後の「皆既月食」をブログにて拝見出来ましたのは幸運でもあり、感謝でもあります。人が深い眠りの中でカメラは誠実にシャッターを押し続けていたのですね。素晴らしい!

  • 真っ暗な夜空に赤い月が浮かんでいる写真は、すばらしいです。まるで月という生物が静かに存在しているのを、私たちにそっと教えてくれているようです。

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