私は時々、トリトンスクエアに行くことがある。
以前から「トリトン」とはなんだろうか?と思っていたので、この機会に調べてみた。
すると正式名は「晴海アイランド・トリトンスクエア」であることが分かった。
私の現役時代に取引先が入居していたことがあるので、かなり前になるがオフィス棟に入ったことがあり、ここで働く人達の食堂にも行ったことがある。

朝潮運河の反対側から見た「晴海アイランド・トリトンスクエア」
「トリトンスクエア」の名前のいわれは『海に囲まれた街である晴海をギリシャ神話の海の神であるトリトンと掛け合わせ、さらにトリ=Tri=3をキーナンバーに、職・遊・住の3つの都市機能の調和性と、前記でもある3棟のタワービルのイメージを併せて命名された・・・』
『また、この3棟のオフィスタワー(X棟、Y棟、Z棟)の他にW棟があり、この4つからスクエア(四角)と名付けられた』とあった。また東京オリンピックの時にはY棟にヘッドクオーター(中枢機能)が置かれ、総勢3,800人余りの職員が勤務していた。

「トリトンスクエア」のオフィス棟入口エレベーター
ここへ引っ越して来た時は、家の窓からトリトンスクエアが見えた。
しかしその後、月島倉庫が2棟のタワーマンションを建ててしまい、いまでは見えなくなってしまった。
トリトンスクエアの1階にはフードコートがあり、私は時々、ここで「うどん」を食べる。3階にはレストラン街もあり、家族で焼き肉店に行くこともある。

「フードコート」
1階の朝潮運河側に出ると、そこには広場があり、お洒落な庭園がある。
庭園の奥に黄色い花が咲いているのが見えたので、近くに寄ってみた。
すると札には「ミツマタ」と書いてあった。それで思い出した。
小学生の時に習った和紙の原料になる「ミツマタ」の花を初めて見た。
和紙の原料は三椏(ミツマタ)、楮(コウゾ)、雁皮(ガンピ)であることを習ったのだった。「ミツマタ」は漢字で「三又」かと思っていたら違っていて、初めて見るずいぶんと難しい字だった。

三椏(ミツマタ)の花
庭園には季節ごとに色々な花が植えられている。
中心になる場所に浅い池があり、赤い橋と銅像が見える。
裸の男がなにかを飲んでいるように見える。

庭園の赤い橋と銅像
この橋は以前は通行禁止だったが、最近は渡れるようになっている。
だから私は今回、初めて歩いて渡ってみた。
赤く塗られ、少しカーブしていて、なかなかお洒落な橋だと感じた。

赤く塗られた太鼓橋
白い像に近付いてみたら、これが海神「トリトン」だと分かった。
それまではなんだか分からなかったし、水を飲んでいるのかと思ったら、法螺貝を吹いていたのが分かった。
この広場はギリシャ神話を連想させるように、作りが海底神殿風になっている。
トリトン像の裏に行ってみたら、白い花が満開だった。
桜には早いと思ったが、木の幹を見ると桜だと思った。
でも花びらの大きさが、とても小さい。色々と調べてみたが、結局は分からなかった。
気になっていたので、別の日にもう一度行ってみた。すると小さな名札があり「ベニバスモモ」と書いてあった。桜ではなく「桃」の一種だったのである。
トリトンスクエアは近いし、季節ごとに楽しめる場所である。

「ベニバスモモ」(3月14日)
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