ブログ閉鎖中の話題(2014年2月15日)
2月8日の大雪に続いて、東京は14日にまた大雪となった。
その日は私は確定申告の為の相談があり、国税庁へ行くことになっていた。
私は年金生活者なので確定申告などは無いが、医療費控除で還付を受けようと思ったのである。
国税庁は大手町にある。
風雪が強いので別の日にしようかと思ったのだが、国税庁は皇居のすぐ傍だと気が付いて、それなら「雪の皇居」の写真を撮ろうと考えた。
さすがに大雪なので、国税庁の相談所は空いていた。
すぐに相談は終り、皇居に向かう。 先ずは「平川門」に行く。
この橋は木で出来ていて、他の門の橋とは違い美しい。
立ち入りは禁止で、橋の向こう側で警備の警察官が不審者を見るように私を窺っている。
お堀には白鳥と鴨が泳いでいる。この寒さでも平気なのだろうか?
横殴りの雪が吹き付ける。
続いて、大手門に向う。その先で右に折れて、桔梗門の前に出る。
【皇居の門の地図】
http://www.hls-j2006.com/koukyo/003/
この辺りから皇居外苑の松林が続く。
ここは綺麗だ。地面が雪に覆われて、まるで墨絵の世界である。
こんな幻想的な風景は地球温暖化の影響で、もしかしたら今世紀最後かもしれない。
中国人の女が2人、ここに入って写真を撮っていた。(怒)
そのまま進むと二重橋に出る。こんな雪の日でも観光客は来ている。
しかしほとんどが中国人で、「立ち入り禁止」の札の立っているところでも、お構い無しに入って行く。全くマナーが悪くて、腹が立つ。中国人観光客が私の傍でやかましい。
でも昔の日本の農協さんも、ヨーロッパでは今の中国人のようにマナーが悪くて嫌われていたから、あまり中国人を批判できない私である。
ある時、良い写真を撮る秘訣を、同級生のプロカメラマンのO君に聞いてみた。
『その時に、そこに居ること』。私は彼の答えに納得が行った。
そこで私は撮影に向いた日を狙って出掛けている。
今回の写真は「数十年後には、貴重な写真になっている可能性が高い」と、私は勝手に思っている。
(おまけの話)
風雪が強い中を、歩いて日比谷公園に向う。
こんな雪の中を歩いている人は殆どいない。
祝田門交差点を渡り、日比谷公園に入る。
誰もいない。
松本楼の裏を抜けて、鶴の噴水池に行ってみる。
さすがに、ここにはカメラマンが来ている。
しかし、寒さは和らいでいるのか、鶴の羽にはツララが下がっていない。
公園正面入り口の大噴水のところに行ってみる。
噴水は水を出していなかったが、テレビ局のクルーが来ていて雪景色を撮っている。
夕方のニュースの時間に流すのだろう。
寒くなって来て腹も減ったので、帝国ホテルを過ぎて電車のガードをくぐり、コリドー街で暖かい「スンズブ」を食べた。やっと体が暖まったのである。
今日ほどO君の言う、「良い写真を撮る為にはその時、そこにいること」を、これほど分った日は無い。
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