TVニュースで「都庁でプロジェクション・マッピングが始まった」と知った。夜のイベントなので1人で見に行こうと思っていたが、一応は女房に話してみた。すると『見に行きたい』と言うので、家族で行くことになった。
イベントは「TOKYO Night & Light」というタイトルで、都庁の建物を使い午後7時から30分間隔で映像を映し出し、午後9時まで5回、通年で行なわれるようだ。
夕食後に1回目を見るために、向かい側の住友ビル1階のレストランへ行った。
住友ビルの完成と同時に、私の現役時代の大切な取引先(D社)が入った。
また3階にはその時から行き付けとなった床屋もあり、懐かしいビルである。
私の引退後に大規模な改造を行い、1階の広場には屋根が付き、見違えるようなビルに生まれ変わった。この日は1階の中華料理屋に入り、「小龍包」とチャーハンを食べた。間もなく始まる時間になったので、都庁の広場に向かった。
都庁の広場は円形状になっており、既に大勢の人達が座り込んで上を見上げていた。
午後7時になり都庁第一本庁舎の壁面に、巨大な画像が現れた。
このような巨大な建物へのプロジェクション・マッピングは例が無く、ギネス世界記録にも申請しているそうだ。都庁の高さは243メートルで、展望台は45階にある。
マッピングに合わせて、静かな音楽が流れる。
私は一眼レフカメラで撮影する予定だったが、「近くて高い」東京都庁の建物は、広角レンズを持って来なかったので全景が入らなかった。
仕方ないので、鞄からコンパクト・カメラを出して撮影することになった。
しかし横画面では入らず、縦画面の写真となった。画像は割合に単調なので場所を移動して、ところどころに設置されているアート像を入れてみた。
男性の像は「Mari」、女性の像は「エピダウロス 追想」という作品名である。
映像の前に邪魔な男が来たわけではなく、アートを入れたアート写真のつもりだ。
約15分の映写だったが、もっと短い時間のように感じた。
ただ問題としては、「ビジネス街である」、「夜は人がいない」、「囲まれた場所での映写なので、遠くからは見えない」があるように感じた。
私の考える特等席は、真正面の「京王プラザホテル」である。
都庁のホームページを見ると、次のように書かれている。
『プロジェクション・マッピングは光や音による優れた演出効果が期待でき、都市景観の向上に資する優れたツールとなっています』
『東京の夜を彩る新たな観光資源を作るため、東京のランドマークの一つである都庁第一本庁舎をキャンパスに、光と音で多彩なアートを表現するプロジェクション・マッピングの通年での上映を開始します』とある。
また東京都の夜間観光の盛り上げにつながるプロジェクション・マッピングを行う事業に対して、必要な経費の一部を助成する「プロジェクション・マッピング促進支援事業」を開始するそうだ。
助成対象事業には「新たにプロジェクション・マッピングを始める事業」で、助成金は2000万円まで。助成率は対象事業費の3分の2以内となっており、東京都は大盤振る舞いをしている。
(おまけの話)
3月7日の夕方に中央区役所からメールが届いた。『東京地方では8日未明から朝にかけて雪や雨が降り、東京23区でも積雪となる可能性があります。不要不急の外出は控えて下さい』とあった。
8日の朝、いつものように午前6時に起き、窓のカーテンを開けたら猛烈な雪が吹き付けていた。慌ててカメラを持ち出して、窓からフラッシュ撮影をした。しかしその雪も残念ながら、午前7時前には止んでしまった。
自分で用意した朝食を食べてから、パソコンを開いた。
ブログは前日にタイマーで「午前6時」でセットしてあるので、もうその時間なら読んでいる人もいるだろう。メールを開いたら、日野市に住む同級生のYさんからメールが届いていた。
『三寒四温を絵に描いたように、今朝は雪景色が見られました。日野市の雪景色をお届けします。ブログで利用できますか?』とあった。
メールには5枚の写真が添えられていたが、その中の1枚を使わせてもらった。
この日の私はいつもと違って、「不要不急」ではなかった。
また前日に引き続き新宿までへ行き、住友ビルに行ったのである。
実は昨夜の中華レストランに、自分のマフラーを置き忘れてしまったのである。
家に帰って着替えをした時に気が付いた。そして電話をしたら、預かっていてくれた。
最近はボケが進み、このようなことが増えた。勘違いも増えた。
まだ他人に迷惑を掛けるような、物忘れはない・・・と自分では思っている。
\ この記事をシェアする /
コメントはまだありません。
コメントを書く