【都電の写真展】
半蔵門にある「日本カメラ博物館(JCII)」のフォトサロンで「都電に乗って」という、私には非常に興味のある写真展が開かれた。カメラマンは西山英明という人で、都内を都電が走っていたころの写真が大量に展示してあった。
私の年代だとまだ都内を都電が走っていた時代を知っているし、自分の車で都電と一緒に走ったこともある。雨の線路の上は滑るので、スリップが怖いという思い出もある。
写真展では都電が走っていた銀座4丁目、日本橋、日本銀行前、浅草寺の大提灯前、永代橋、渋谷駅前、新宿大ガード、数寄屋橋交差点、上野駅前など、私には懐かしい場所がたくさん出ていた。「懐かしい」と思うようになると、その人は年をとったのである。
【仏像写真展】
日本カメラ博物館の近くに「半蔵門ミュージアム」がある。
ここで「飛鳥園100年の旅」という写真展をやっていたので、帰りに寄ってみた。
あまり知られていないが、ここは新興宗教の真如苑の所有で無料である。
今回の写真展は奈良・京都の有名な寺の仏像写真で、自然光だけで撮影した素晴らしいものだった。私は以前は仏像彫刻をやっていたので、このような写真展はとても興味がある。今回のカメラマンの小川晴賜氏の技量に感心した。
宗教団体が所有する施設であるが、勧誘されることは無いの安心して見学できる。
【都バスからの風景】
半蔵門で2つの写真展を見た帰りに、都バスで銀座に出た。
この路線は晴海五丁目バスターミナルから、四谷駅までを51分で結んでいる。
往きは私は始発停留所から乗るが、この路線は利用者が少ないらしく、本数が非常に少なくなった。
1時間に1本した運行していない。しかも乗客は少なく、いつも2~3人である。
その内にこの路線が廃止になる前に、警視庁前から日比谷交差点までの様子を窓から撮影しておいた。
【中央区民文化祭(1)】
毎年秋に中央区は区民文化祭を開催している。
私の住むマンションのデジカメクラブの、その文化祭に写真を展示している。
10枚の指定枠があるがメンバーが8人なので、2人が2作品を出すことになる。
いつも私が2枚を出す羽目になるが、それも私が作ったクラブだから仕方ない。
今年も2枚かと思っていたら、1人1枚づつとなった。要はマンネリなのである。
【中央区文化祭(2)】
この文化祭は写真だけでなく、書道、絵画、手作り人形、絵手紙など色々と出品されている。その割には区民の見学者は少なく、出品者同士で見て回っている感じがある。
メンバーの中でメキメキと腕を上げたS子さんは、アチコチの写真展で入選している。
我が会の誇りである。写真に限らずアートは努力も必要で必要条件だが、それだけではまだ駄目だ。十分条件として「才能」が必要だが、それが私には無いのである。
【SONYイメージング・ギャラリー】
銀座にはプロ・アマを問わず審査を通れば出展出来るフォトギャラリーが2ヵ所あり、時々、見に行っている。
その1つが「SONY イメージング・ギャラリー」で、4丁目角のSONY PLAZAの6階にある。時間がある時にはいつも見に行っているが、このギャラリーの写真は公募による若手写真家の作品なので難解なことが多い。
カメラメーカーは写真文化の普及の為に、必ずギャラリーを設けている。
以前はNIKONも銀座にあったが、撤退してしまった。富士フィルムは1丁目にギャラリーがあるが、こちらはアマチュア専門で、出展にはかなり費用が掛かるようだ。プリンターのエプソンは有楽町にギャラリーがあり、ここも見に行った。
【キャノン・ギャラリー】
キャノンのギャラリーは三越デパートのナナメ後方にある。
こちらも展示写真はプロ・アマ問わず公募であるが、SONYのギャラリーと違い私にも分かりやすい写真が多い。
写真家のプロとアマチュアの違いであるが、これは非常に難しい。
なぜなら資格試験が無いので、自分で「プロ」と言えばプロなのである。
お金を稼げればプロと言うなら、デジタルカメラの普及により稼げなくなったプロも増えている。私の同級生のOさんは、同じ年齢で写真で稼げているのだから凄いことだ。
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