■エデンの園
「旧約聖書」の中の「創世記」に見られるのが、理想郷「エデンの園」の話…。それによると、エデンの園は東方にあって、人類の祖であるアダムとイブは園を管理するために、神様によって置かれたという…。2人はこの地で神様に守られ、人間としての”欲望”を持つ事なく暮らしていた…。
エデンの園には生命の樹と知恵の樹が一本ずつ、さらには食べられる果実の木も植えられていた…。ある日、イブは蛇に唆され、アダムと共に、神様に禁じられていた知恵の樹の実を食べてしまった…。この実を食べた事で知識を身につけた2人は、裸でいる事を恥じるようになった…。

その後、神様は生命の樹を守るために、エデンの東に4つの顔と4つの翼を持ち、知識を司る天使ケルビムと、回転しつつきらめく炎の剣を置いたという…。
尚、エデンの園の実在を信じる人々は、その場所をアルメニアの首都エレヴァンに比定している…。実に、同じく聖書の「創世記」に記述が見られる、ノアの箱舟が漂流したとされるアララト山の近くだそうで…。
