■鼻ぐり塚
岡山県、桃太郎のルーツともされる観光名所「吉備津神社」から歩いて10分ほどという好立地ながら、観光客の姿をあまりみかけない、この「鼻ぐり塚」…。奉納されている物の形態のヘビーな見た目と内容がその理由とは思いますけどね…。
元は円形古墳だった場所に色とりどりのプラスチックやゴムで出来た”丸い輪”が多量に奉納されている。一見では何なのか?分からないと思いますが、実はこれは「鼻ぐり」(牛につける鼻輪)…。つまりは、処理された牛たちの遺品なのさ…。家畜供養のために毎年数万個のペースで増え続け、今では700万個以上にも積まれたため、小山のような状態になっている…。

確かに、鼻ぐりだけが積まれた山は、とにかくインパクトは満点な訳で…。我々の生活において動物の命をいただいているという事実が、頭ではなく心にズシッと響いて来る。塚の向かって右側に牛の坐像、左に豚の像が据えられているのだけど、彼らの顔も心なしか物言いたげに見える…。最近は屠畜についての映像もよく見かけるようになりましたが、それらとはまた違う慰霊の精神を起こさせてくれるスポットかも知れませんね?
