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[2017.11.15]
■結婚指輪
 日本で初めて、教会式、キリスト教式の結婚式が行われたのは、1873年(明治6)の事で、近代化のために外国の文化と技術を取り入れようと、明治政府は多数の外国人教師を招いた…。その一人が東京・神田淡路町の共立学校(現在の開成中学校・高等学校)で教鞭を執っていたイギリス人、フリール氏で、彼は、日本人の氏族の娘である静と結婚。催されたのが日本で初めてのキリスト教式結婚式だったらしい…。 


 ただその当時、日本の伝統的な神前結婚式を選ぶカップルが圧倒的だったようで、キリスト教式が急増したのは、実は1990年以降だという…。ウェディング情報誌の氾濫、ホテルや結婚式場の営業活動、教会で式を挙げる有名人の影響等によって、あっという間にキリスト教式が逆転した…。ウェディングドレスを着て、チャペルで結婚指輪を交換するという儀式に、多くの日本人女性は憧れたんでしょうね…。 
 たださ、指輪や腕輪、念珠も含めて、本来”輪”を身につけるという行為、特に指輪は人を縛る「鎖」であって「罰」であったとギリシャには伝えられている…。古代ギリシャ神話に登場する神様の1人プロメテウスは、天界から火を盗み人類に与えた。これに激怒した最高神ゼウスがプロメテウスに与えた罰の一つとして、さらには今後の絶対服従の証明として、鉄の指輪をはめる事を強要したのさ…。 
 
 転じてヨーロッパでは、指輪は契約の証となった!印鑑の代わりに使われる事もあったそうで…。 
 
 結婚指輪も同様で、男尊女卑の世であった古代から近代までは、ヨーロッパでも婚姻は個人の意思とは関係なく、家と家との契約であって、人身売買ですらあったらしい…。結婚の際には、夫が妻の家に保証金を差し出し、その契約の物証として指輪を贈っていた…。また略奪愛がはびこっていた時代は、新妻が逃げられないよう鎖で縛っていたというけど、その名残が指輪だという説もある…。 
 新婦の左手薬指を「縛る」のにも理由があるらしく、情愛の象徴である心臓に近い左手の、それも薬指は特別な存在だった!女性の性的な魔力が発せられると考えられていたので、指輪をはめて、男を惑わす魔力を封じ、自分だけのものにする!という意味もあったらしい…。日本でも、古くは薬指を紅刺し指と言ったようで、「私は贅沢をしません」という戒めの意味が強かったようで…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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