■美味しい米が食べたい
秋となり日本各地で新米の収穫のニュースが報道されている。昔から、日本人と米は切っても切れない関係にある。 だから、誰でも美味しい米を食べたいと思うのは人情であろう。
私の子供の頃は、朝から茶碗に3杯はご飯を食べていた。それも大して美味しくもない米だった筈なのに・・・・。
昼もお弁当にご飯を持って行き、夕食は勿論ご飯であった。
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それが今では、朝食はパン、昼食はソバとかスパゲッティとなり、夕食だけに食べるご飯が1杯でも多いと思う時もある。
その理由は年をとったからというのが大きいと思うが、その他にいつの頃からかオカズが増えたというのが大きいような気がする。
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よく年寄りが、『美味しい米さえあれば、オカズは漬物だけで3杯は食べられてしまう』なんて言っていたが、私は3杯は無理としても、1杯は何も問題無く食べられる。
頑張れば、2杯は食べられるかもしれない。
ところで、この先なん回、米を食べられるかと思い計算してみた。
普段は1日に1回しか米を食べないので、1ヶ月に30回である。1年では360回となるので、残りの人生が何年あるかが問題だ。
75歳までだとすると、6年半あるから2340回となる。
外食でライスを食べることもあるので、それを入れると2400回というのが残りの回数だ。
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それしか食べられないのなら、「美味しい米が食べたい」。
だから夕食には気取って、フランス料理なんか食べないぞー。
(おまけの話)
近年の北海道米はもの凄く美味しくなったと思う。
「ななつぼし」、「おぼろづき」、「ほしのゆめ」などが私は好きだ。昨年のヒット作は「ゆめぴりか」である。
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そんなある日に、北海道伊達市のイコロ農園から新米が届いた。
そろそろ北海道から持ち帰った「おぼろづき」も米櫃の底に僅かに残るだけとなったので、良いタイミングだった。
早速、女房は自宅にある精米機で精米し、夕食に登場した。
イコロ農園米は昨年に引き続き「ななつぼし」である。
食べてみたら、予想に反して美味しかった。
Tさんからの連絡では、「異常な暑さの為に、稲穂が伸び過ぎてしまい、倒れるようになってしまった」とあったので、それでは駄目だなーと私は勝手に思っていたのである。
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イコロ農園では、「なぜその年により美味しかったり、不味かったりするのか」という理由が分からないので、来年がどうなるかは全く分からない。
もし不味かったら、『自然が相手だからなー」という言い訳が今から聞こえそうだ。