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[2009.12.15]
■姨捨山
 今年最後のテーマにこの題材もどうか?って思ったんですけど、私自身年寄りの話がとっても大好きというか、関心するというか…もっと年配者の方には自分の経験や知恵を語って欲しいなぁ〜って願いを込めて、今年最後のテーマにしてみました。大昔の日本の農村にはいたる地方に悲しい風習があった…。かなり古いけど、映画にもなった深沢七郎さんの「楢山節考」のように、労働力にならなくなった年寄りを山に捨てる!という”姨捨山伝説”がある…。 


 これは、農村などの厳しい経済的な現実がそうさせた悲しい風習で、「牛に引かれて善光寺参り」で有名な長野県にも同様の”姨捨山伝説”がある。但し、こちらの話には、「年寄りの知恵、恐るべし!」というお話なんだけどね…。 
 
 昔、この地方では、殿様の命令で、60歳以上の老人は山に捨てなければならない!という決まりがあった。ある日、若い男が自分の年老いた母を捨てに山を登っていった…。道すがら、背中の母は、木の枝を折って道に捨てている…。やがて山奥に母を置き去りにして、息子は山を下りようとするのだけど、帰り道が解からない!結局、母の所に戻ると、母は「途中、枝を折ってきたから、それを目印に行けばよい」と言う…。その優しい心に触れた男は、老母を結局家に連れて帰って来てしまう…。 
 その頃、隣国から無理難題を吹っかけられて、この国の殿様は困っていた…。例えば「灰で縄をなえ!」とか「曲がりくねった穴の開いてる玉に糸を通せ!」等の嫌がらせを言っては、それをきっかけにこの国に攻め込もう!としていたらしい…。その事を男が知恵者の母に話すと、母は様々な知恵を出し、隣国の出した問題を難なく解決してしまう! 
 
 隣国は、こんな知恵者のいる国と争うのは損だ!と戦いを諦め、殿様は男に褒美を取らせようとした。ここで、男は母の事を打ち明ける。それに感心した殿様は、以来、年寄りを大切にするよう、御触れを出し、自らも年寄りを大切にするようになったという…。 
 
 この話の舞台になっている「姨捨山」は正式な名称を「冠着山(かむりきやま)」という、長野盆地の南にある標高1252メートルの山で、この風変わりな名前は、天岩戸をこじ開けた手力男命(タジカラヲノミコト)が、山のあまりの美しさに、一休みして冠を被り直した!という故事に由来している。古くから、この冠着山は、月が美しく見える場所として有名で、「大和物語」や「今昔物語」にもその名が登場するほど古来より、月の名所として日本中に知られていた。 
 
 特にこの地方の稲田は、山の斜面の上から下まで重なるように作られた棚田で、その1枚1枚にそれぞれ月が写りこんでいる情景は「田毎の月」として知られている。感動してしまいましたよ!私も!実は、姨捨山伝説にも、男が母を捨てに山を登ったが、山頂から見た月があまりにも美しかったため、後悔の念に駆られ母を連れ帰った!という別バージョンがあるくらい美しいです。 
 老人を山に捨てるという話はやりきれないものがあるけど、この姨捨山伝説のラストは何となく救われたような気持ちになりますよね?これからは、益々高齢化社会になる訳で、私から言わせたら「立て!立てよ高齢者!!!あなたの知恵も話も私はまだ聞いてないぞ!」ですわ。素敵な話も、忘れてはいけないしきたりや、語り継がなくてはいけない歴史や伝統をまだまだ私たちに残していって欲しいものです。 
 
 だって、お年寄りの方の話ってためになって、楽しくないですか? 
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
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