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[2015.07.01]
■伏姫と八房
 「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が浮き出る、8つの霊玉を持つ八犬士が活躍する伝奇ロマン「南総里見八犬伝」は、全106冊にもおよぶ大作で、滝沢馬琴が28年もの歳月をかけて完成させたもの…。その冒頭を飾るのが、里見義実の娘・伏姫と義実の飼い犬・八房との物語ですよね…。 


 勝ち目のない戦いの中、義実は「敵将を殺したら伏姫をやろう」と飼い犬の八房に戯れ言を言うのだけど、敗色が濃厚となったある夜、敵将の生首を咥えた八房が城に戻って来る事により、戦いは里見側の大勝利に終わる。義実は八房との約束を果たす気はなかったのだけど、伏姫は父を諌め、八房との約束を守り、富山の山中の洞穴「伏姫籠穴」で、仏に仕えながら八房とと共に暮らすようになる。暫くして、神通いにより伏姫は懐妊してしまう。驚いた伏姫は、身の潔癖を示すために自害してしまった。この時、伏姫の胎内から飛び散ったのが8つの玉で、この玉が八犬士の元へと飛んで行き、その後、壮大なスケールで里見家の興亡が描かれている…。 
 「南総里見八犬伝」はもちろん架空の物語ではあるけど、南房総の地には、物語の舞台となった標高349メートルの富山を中心に、薄暗い中、大きな玉が置かれた伏姫の籠穴や犬塚、母を亡くし、狸に育てられたという八房の生誕地等、「南総里見八犬伝」にちなんだ場所が、あたかも史実であったかのように数多く存在している。 
 
 里見家は、10代にわたってこの地を支配した実力者であったから、史実と合致した史跡が、「南総里見八犬伝」とクロスオーバーしながら存在しているのでしょうね…。現代でも、読み物を超えた伝奇ロマンの地として、特異な歴史観に満ちているのではないでしょうか? 
 
 伏姫と八房の「異類婚交」の奇譚で始まるこの物語は、中国古代の説話に由来している側面が強く、雲南省やベトナム北部等に居住している、ヤオ族の始祖伝説とも類似しているところが多い。 
 中国の皇帝・パンは長年、カオ族と争っていたが、ついに従える事が出来なかった。ある日、「宿敵の首をもたらした者には姫をつかわすであろう」と布告した。この言葉をバンコという犬が聞いた。バンコはカオ王の陣営に赴いて噛み殺すと、その首をパンに持って行った。パンは約束に背く訳にもいかず、バンコに姫を与えた。バンコと姫の間には、6人の女の子が生まれたという。その子孫がヤオ族になったというもの…。 
 
 また、「南総里見八犬伝」の構成には「水滸伝」の影響も強く見れる。例えば、「水滸伝」の、108の魂が飛び散ると、それぞれ英雄豪傑として各地に現れるという物語の導入部は、八犬士の誕生秘話と酷似している…。 
 
 徳川幕府の外様諸候取り潰し政策が行われる中、本領を減封のうえ倉吉に移封された里見家は、元和8年(1622)、嗣子なく家名断絶のうえ取り潰しとなる。その時に殉死した里見家の家臣8名に因んで、八犬士の「8」という数字が付けられたという…。鳥取県倉吉市の大岳院には、当時の藩主・忠義と、八賢士の墓が残っている…。 
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
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