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[2015.02.02]
■人形婚
 東北は、イタコにしてもおしらさまにしても、独特な宗教観があるようで…。青森県五所川原市、津軽半島の中ほど、国道339号線からキャンプ場のある広い公園に入ると「川倉賽の河原地蔵尊」が見えて来る。津軽の地蔵信仰の中心であり、恐山よりディープと言われる霊場…。 


 2千体超の地蔵尊は、すべて水子や幼児など子供たちの魂を安置したもので、色とりどりの着物やヨダレ掛けを着け、口紅を指したものもある…。地蔵尊たちの向かいにはランドセルや衣服などが幾つもかけられたりもしている…。 
 水子地蔵堂では、ガラスケースに入った人形がずらりと並んでいて、一種異様とも思える光景なんですが、これは未婚で亡くなった若者や幼児に死後の結婚をさせる「冥婚」なのね…。 
 
 山形の天童の地方では、絵馬に結婚の様子を描く「ムカサリ絵馬」が有名ですが、津軽では人形と結婚させる形式をとるらしい…。それら人形の配偶者は実在する人間をモデルにはせず、架空の名前をつけた架空のキャラクターであるのが普通のようで…。このような風習の背景には「不憫であるからせめて形だけでも結婚させてやりたい」という遺族の純粋な感情があるんでしょうね…。例えば、3歳で亡くなった女の子がいたとすると、こちらでの供養は、遺児が小学生に上がる年にはランドセル、年頃になれば化粧品を供え、適齢期には花婿人形と冥婚させる…。こうする事で、死者は一人前となり、家族を守る祖霊として祀られる…という仕組みになっている…。 
 実は、人形を用意して結婚させるという風習が始まったのが古くても昭和30年頃、定着したのは1980年代というから、意外な事に比較的新しい…。それまでは地蔵尊が人形と同じ役目を果たしていたようで、これは逆に言うと、近年に「人形婚」としてリニューアルしてまで、この風習を続けようとする人たちが多かったという事ですよね…? 
 
 津軽の宗教観・死生観は形を変えながらも脈々と受け継がれている。そして人形たちが全国から奉納されている事を見たら、「人形婚」の信仰は津軽だけではなく、日本人全体の魂に訴えかけるところもあるようで…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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