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[2014.08.15]
■古代エジプトの魔術と秘儀
 ナイル川流域を拠点としている古代エジプト文明の繁栄は、BC3000年頃の統一国家成立の時代に始まり、BC10世紀頃まで続き、以後は徐々に衰亡して行ったようですが、歴代のファラオ(王)は太陽神ラーの息子であるホルス神の化身を自称していた。まぁ、ファラオとは神の地上への顕現と考えられて、古代エジプト人は神話と現実の歴史が接続した世界観の中で生きていたらしい…。 


 ファラオは、常に神秘的な呪術を行う神官を従えていたようで、彼らが行った呪術…エジプト魔術については、こんな伝説が残っている。 
 
 セネフェル王(BC2500年頃)は、神官エム・アンクを呼び、退屈を紛らわすように命じた。神官は、若い踊り子たちと一緒に湖へ舟遊びに出かける事を王に勧める…。それで王は踊り子たちを引き連れて湖に出かけたのだけど、そのうちの一人が、玉で出来た装飾品を湖に落としてしまった…。そこで再び神官が召し出されると、彼は「力ある言葉」(ヘカウ=一種の呪文)を用いて湖の水を自在に宙に舞い上がらせ、やがて湖底に装飾品を見つけて取り出すと、再び呪文を唱えて水を元に戻したという…。 
 パピルスに書き留められたこの伝説は、一説に「旧約聖書」「出エジプト記」のモーセが海を割る奇跡を見せる有名な場面のモデルではないか?とも言われている。 
 
 また、クフ王の時代のテタという名の賢者は、胴体と頭を切り離したりくっつけたりする事が出来たそうで…。 
 
 エジプトの魔術については「旧約聖書」にも言及があって、「出エジプト記」によると、神の命を受けたモーセとアロンが、エジプトのファラオの前に行き、杖を蛇に変えた。すると、ファラオは”エジプトの魔術師”を召し出し、秘術を用いる魔術師たちに同じ事をさせた。またモーセは、ナイル川の水を血に変えたり、大量のカエルを水辺から出現させたりするのだけど、その度、エジプトの魔術師も同じ事をして、対抗して見せたとある…。 
 
 古代エジプトの神話で中心となったのはオシリスとイシスの神話…。オシリスは嫉妬深い弟セトによって謀殺され、八つ裂きの状態でナイル川に捨てられるのだけど、その妹で妻でもあったイシスの魔力によって再び元の姿に戻り復活する…。 
 
 死と再生をテーマとするこの神話は、自然の周期と大地の豊饒のプロセスみたいなものを擬人化したものと考えられており、オシリスは絶えず蘇る植物の神、あるいは生者と死者を裁く正義の神として信仰を集めていた。 
 
 だから、有名なピラミッドのミイラは、ある意味ではオシリス(もしくはその息子とされたホルス)を模したもので、ミイラ製作の際には、死者がオシリスと一体化して復活する事を祈る呪術的な秘儀がされたという…。数日間も続くその儀式は、様々な浄化儀礼や呪文を伴ったようなのですが、中でも最も重要とされたのが最終段階にあたる「開口の儀式」で、次のような手順だったそうなの…。 
 まず水がまかれ、香を焚き、神々への詠唱が始まる。牡牛・カモシカ・アヒル等の生贄が供えられ、神官たちは「口を開けたまえ」と死者に語りかけを行いながら、一方の端が奇妙に曲がった杖のような呪具でミイラの口と眼を何度か撫でる。この時、儀礼的な接吻が行われたと記しているものもある…。 
 
 これによって、死者の霊魂が再び体内に入って、オシリスのように復活を果たした!とみなされるんだと…。また、ミイラだけでなく参列者たちも、この儀式によってある種の再生を果たす事が出来るとも考えたそうです。「開口の儀式」は本来ファラオのために行われたんだけど、やがて貴族たちの死に対しても行われるようになり、蘇生を願う葬送儀礼となった…。また、死者だけでなく、神像に対しても行われ、これによって生命力が像に吹き込まれるとも信じられていたそうなの…。大仏の開眼の儀礼みたいなもんでしょうね。もしくは、仏教でいう魂入れってやつでしょうか…? 
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タリズマン・マスター
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1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
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