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[2011.08.15]
■唐松神社
 秋田県大仙市協和境にある唐松神社は、かなり不思議な雰囲気というか佇まいを持った神社で、訪れた者を驚かせずにはいられない…。通常、日本の神社で社殿へ辿り着くには、鳥居をくぐり、石段を上がり、上の方へ向かって行くのが通常というか、一般的なんだけど、ここの唐松神社では、杉の大木がそびえる参道を徐々に下り、低地の社殿へ到るという独特の空間配置がなされている。参道より下がった位置に神様を奉るという尋常ならざる空間配置は、他には奈良県の広瀬神社等にも見られるが、極めて稀な例であるのは間違いない…。 


 また、社務所の左側にある天日宮の建築様式を見ると一層、この神社が異様である事に気が付く。社殿そのものは別段変わったところはないが、その土台に注目すると、目を疑わざるをえない!自然石何十万個かを用いて3段の円形状の丘が築かれ、その上に社殿が鎮座、周囲に堀を巡らすという、独特の構造が施してある。丘の基底部の直径は20メートルほどで、こうした例は、全国神社は数多くあれど、他ではまったく見られないもので…。現在の天日宮の建造年代は明治時代と比較的新しいものとされているが、その様式は太古から伝わる古式であるという…。 
 唐松神社に見られる異様さは、この神社が、物部氏と深い繋がりあることと関係していると推測されているらしい…。物部氏は、古代日本で蘇我氏と権力を争った名家であったが、仏教の導入を巡って崇仏派の蘇我氏と対立。6世紀後半、聖徳太子と組んだ蘇我馬子によって、日本の神を奉斎する排仏派の物部氏は敗れ、その血筋も歴史の表舞台から消え去るという運命を辿った。 
 
 唐松神社の祭神は、物部氏の遠祖とされる饒速日命(ニギハヤノミコト)であり、また、この神社の宮司は代々、物部姓を名乗って来たそうだ!いわば、歴史の傍流へと追いやられた敗者の側に立つ神社こそ唐松神社なのではないでしょうか? 
 
 では、なぜ畿内にあった物部氏が、当時、辺境であった東北へとやって来たのでしょうか?この辺りの事情を説明してくれるのが、長らく外部者には見る事を禁じられてきた秘中の秘とも言える文献「物部文書」である。「物部文書」は、唐松神社の代々の宮司が一子相伝で継承してきた文献で、「古事記」や「日本書紀」と同様、神々が織りなす神話の世界から、日本という国の成り立ちを説明している。この書は、昭和58年(1983)になって、ようやく一部が公開されたが、大部分は依然として未公開のままになっているというのが現状だ…。 
 この「物部文書」によれば、蘇我氏との対立で敗れた物部守屋の一子、当時まだ3歳であった那加世が、その臣下に匿われ、秋田に落ち、東奥の地で生き延びたという…。この時、那加世が持参した古代史料の写しこそ、「物部文書」であると言われている。また、同書では、物部氏発祥の地は、そもそも東北であったとも指摘している。饒速日命が降臨した場所は、出羽国の鳥海山であり、天より持って来た10種の神宝を奉じた場所こそが、現在の唐松神社であった!とされている。那加世は、遠祖である饒速日命ゆかりの地を目指し、数世代を経て、唐松神社のあるこの地で落ち着くのである。唐松神社宮司家は、那加世で子孫であるという。 
 
 物部家の子孫が神社を建立する際には、中央の朝廷に対し気を遣わなくてはならなかったでしょうね…。それゆえに自らの遠祖を低地に祀ったと考えるのは、私のイメージだけでしょうか? 
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▼コメント(2)
名前:タリズマンM  2014.08.01 14:55:23
櫻山さま  
 
コメントありがとうございます。  
宮司さんというか、禰宜さんの話は常時聞けるか?は怪しいですね…。  
問い合わせしたほうが良いのではないですかね? 
名前:櫻山博子  2014.08.01 14:24:29
伺えば、いつでも宮司さんの説明頂けますか?頂けるようでしたら何分くらいでしょうか? 

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タリズマン・マスター
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1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
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