■U12試合をまとめて。
全日少リーグ後期の日程を順調に消化中。
7月15日、準ホームのポロモイスタジアムにて、このリーグの最大のライバルである登別FCとの対戦です。登別FCには、前期のAリーグにて1−3で敗れています。この後、2巡目に入るので、前期の借りを返して勢いをつけたいところです。
苦戦が予想されましたが、最高の立ち上がりでした。相手ディフェンスラインの選手がボールを持った時に前線の選手がプレッシャーをかけ、前にボールを運ばせません。前にボールを運ぼうとしたときにトレーニング通りの守備でボールを奪取。高い位置から攻撃に転じることができました。
また、ゴール前でもこれまでにはなかったプレー。これまでだと相手を抜ききってからじゃないとシュートを打つことがなかったのですが、この日はボールを動かして「このタイミングを逃したらコースがなくなる!」という瞬間を逃さすシュート。立ち上がり5分で3点を奪取しました。
後半は、ある程度試合をコントロールしながら試合をすすめることができ、さらに1点を追加して勝利することができました。6年生の充実ぶりはここ最近感じていたのですが、試合の入り方なんかをみても、気持ちの面の充実ぶりが感じられます。
さて、ここから各チームとの2巡目に入ります。やっぱり2巡目になると、相手もうちのやり方がわかっているので対応してきますね。
鷲別戦。1巡目は12−2で圧勝しましたが、2巡目は粘られました。前半2点しか奪えずシュート数も2本ぐらいしか違わない程度。後半突き放すことができましたが、対応してきた相手をなかなか崩すことができませんでした。
母恋朝暘戦。試合が続くので、「ある程度試合をコントロールしてすすめよう」ということで、勝ち点1取れればOKという話をして試合に臨みました。試合の主導権は握っていましたが、相手の粘り強い守備に苦しめられ得点を奪えません。
0−0でOKという話をしていたので、焦ったり油断してるわけでもなかったのですが、ちょっとしたミスがことごとく失点につながり0−2。
その後も数回ピンチがあり、そこで決められていたら試合が決まっていたところでした。敗戦も覚悟する中で、何とか追いつき2−2で試合を終えました。
登別FC戦。相手が1戦目の課題をしっかりと修正してきました。なかなか試合の主導権も握ることができませんでした。いつになくGKも含めたディフェンス陣が集中していたので失点にはなりませんでしたが、危険なシーンはたくさんありました。
特にこの試合の後半は、相手の右サイドからの攻撃に対応できず、後手を踏むシーンの連続。いつ失点してもおかしくない状況でした。気温が高かったことから給水タイムが設けられていたので、その時間に守備の修正の指示を出し、選手達がうまく対応してくれたので立て直せましたが、給水タイムがなかったらやられていたかもしれません。
苦しい戦いの中でも結果につながったのは、このところの6年生の充実ぶりが1番大きな理由でしょう。もちろん、まだまだ成長してもらわなければ困りますが、「判断しながらプレーする」ことが習慣になりつつあります。
その判断を実現するためのスキルアップとより正しい判断するための工夫が今後の課題になりますが、2年続けて6年生がヒントだけ与えれば自分で解決する努力をできるようになったことは喜ばしいことです。
そんな6年生に刺激され、5年生にもブレイクを予感させる選手が出てきました。層の厚さはチームをさらに成長させるので、今後もぶれずにトレーニングしていこうと思います。
そして、すでに全日少リーグ第3代表決定トーナメントへの出場は確定させたので、Aリーグのチームとの再戦に向けてしっかりと準備します。