■道南ブロックカブスリーグU13 第4・5節
結果は出していますが…
土曜日はまなびの里でエルソーレと、日曜日はポロモイスタジアムで登別FCとそれぞれ対戦しました。2年生が多く出場しているときは、フィジカルで相手を上回れることが多いので、結果はついてきていますが…
2年生は、トータルでみるとまずまずの出来かなという印象です。ただし、フィジカルで上回れることが多いので、精度が低くても何とかなることが多いのですが、これだけ余裕があるのであれば、もっと精度を上げてプレーしてほしいですね。
単純にボール・コントロールの精度だけじゃなくて、試合の流れを把握する精度も必要です。そこそこ真面目にプレーしているのですが、「ここは絶対に抜かれたらダメだ」とか、「ここは絶対にシュートで終わらないとダメだ」とか、「ここは絶対にパスを通されたダメだ」という場面では、身体を投げ出してでもプレーしなければならないはず。
でも、そういう場面がホントに少ないです。試合序盤、主導権を握るためにも、スピードを上げてペナルティ・エリアに進入しなければならない場面でスピードが上がらず。
ここでコンタクトしないと相手がスピードに乗ってしまう場面で、距離を詰め切れず。ここを通されたらピンチになる場面で、自分の足元を通るパスに反応できず。
ようするにプレーの強弱がありません。「ここは絶対」という場面では、もっと強さが必要です。そこで強さを出せないがために、守備に戻る距離が長くなり余計に消耗してしまいます。
疲れていても、「ここは絶対」という場面ではさらにギアを上げることで、有利な状態で休憩することができるのですが…
1年生は、まだまだ課題が山積み。1番は走力。連続して動いて欲しい場面で走れません。まだ体型がサッカー選手じゃない選手もいるのでしかたない面もありますが、連続して動く習慣もありません。
また、単純に走力だけが原因で走れないわけじゃなくて、スタート時についたポジションから離れることができないのも原因です。
うちのU12の選手には、「恥ずかしいから右のトップとか左のトップって口にするな」と伝えていますが、左右に動くことがほとんどありません。
ただ前後に動くだけなので、相手にとってはすごく守りやすいと思います。まぁ、そこらへんはトレーニングをしていかないと改善できないことなので、これからだと思いますが。
体型がサッカー選手じゃないのも、本人の自覚と覚悟がなければ変わらないので、まだ時間がかかりますね。2年生は、去年の今頃、そのあたりは急速に変わっていったのですが…
あとは、試合中に会話できないのも課題ですね。何かミスがあってから言葉にしても、それは指示ではなく文句です。ミスが起きないように早い段階から会話をしなければなりません。
でも、実は会話ができるようにすることは、時間がかかって難しいことだと、最近は感じてます。
個人的な感想を言うと、たぶんU15のカテゴリーにすすんでからだと改善できないかなぁと。U12で訓練をしておかなければならない部分だと思っています。
会話なので、言葉を出すだけでは不十分です。話を聞くことができないと会話は成立しません。よく試合中に聞く「声だせ〜!」じゃダメなんです。「会話」をしないと。文字で説明するのも難しいのですが…
U13リーグに出場しているメンバーは、もちろんそれぞれの試合に勝つことは目指しますが、ここがゴールではありません。
結果で覆い隠されてしまう課題にもしっかりと目を向けて、上を目指す意識を常に持ってほしいですね。