平成21年度もあと2ヶ月となりました。
うちのクラブに選手もボチボチ進路が決まり始めました。今年は就職戦線がかなり苦戦しているようですが、クラブの卒業生で高校を卒業する連中もだいぶ先が見えてきたようです。
ということで今日のタイトルについて。
サッカー選手としての夢。言うまでもなくそれは『プロになること』でしょう。
−まずはJリーガーとなり活躍して日本代表になって、いずれは海外へ− しかし、全ての夢が叶う人間はほんの一握り。
海外でプレーし、成功したといえる日本人は10名いるかいないかでしょうか?
Jリーガーになるのだって大変です。今年の室蘭大谷の3年生は非常に優秀でした。
室蘭大谷サッカー部の監督・コーチ陣の奮闘がその陰にあったことは確かですが、高校生であれほどのサッカーをできるチームを探すのはかなり難しいです。
Jリーグの下部組織と全国大会のベスト8以上のチームくらいにならないと、あそこまでのチームにはなかなかならないでしょうね。
今年の室蘭大谷のサッカーを見て、『北海道の高校サッカーも新しい時代に突入したなぁ』と感激しました。
そんなメンバーからもプロにすすむ選手はいませんでした。そして、プリンスリーグで室蘭大谷に勝って優勝したコンサドーレU18からもプロ契約した選手はいませんでしたかね?
ということは、今年の北海道のU18年代のサッカー選手は、みんな夢から覚めてしまったことになりますね。
さて、では一度夢から覚めたら、もう夢は見ることができないのでしょうか? 個人的な意見ですが、答えはNoだと断言できます。
プロ選手になるという小さい頃から描いていた夢からは覚めるかもしれません。でも、大学に行ってもう一度『プロ選手になる』『インカレで優勝する!』という夢を見ることができます。
または、北海道の社会人選手となり『JFLを目指す!』『北海道リーグ昇格を目指す!』『道南ブロックリーグ昇格を目指す!』というのも立派な夢にはなりませんか?
社会人として日常の業務をしっかりこなし、自分のおかれた環境の中で最大限の努力をしてレベルアップを目指すというのも立派な夢だと思います。
特に、室蘭大谷高校やコンサドーレ札幌U18のメンバーには、『例えプロになれなくても、こういうサッカーもあるんだぞ!』ということを小中学生のサッカー選手に見せて欲しい。
室蘭大谷高校やコンサドーレ札幌U18の選手達は、目標が高い分だけ目標に到達しないときにあっさり競技から離れてしまう選手が多いように思うんですよね。
でも、それはとても勿体ないことです。選手としてのピークは20歳を過ぎてからやってきますし、トップを目指した選手達が夢がかなわなかったときにあっさりプレーを辞めてしまったら、『サッカーはトップになれなきゃ意味無いんだよ…』といってるような気がして、サッカーの普及という意味ではマイナスです。
トップを目指した選手達が『夢の続き』を見せることで、これからトップを目指すという『夢』を持つ子ども達に与える影響は大きいんじゃないでしょうかね。
個人的にですが、自分はサッカーで『夢』をみた人間は、次の世代が『夢』を見られるような環境をつくる義務があると思っています。
方法はいろいろあるでしょう。自らプレーして示す・指導者として・クラブの運営者として・審判員として…
そうやって『夢の続き』を見る努力を長い間続けてきたからこそ、室蘭はサッカーの街になったはず。
しかし、今、そのサッカーの街は寂れつつあります。これは由々しき問題です。もう一度、『夢の続き』が見られるような基盤の再構築が必要になってきています。
そのためには、若い力が絶対に必要です。夢から覚めた選手が、夢の続きを見せてくれることを切望します。
かくいう自分も、小さい頃に『プロなる!』という夢から覚めた一人です。その夢の続きですが、それはまた次回ということで。
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