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[2019.09.05]
■終活と平均寿命
(2017年9月18日) 
 
ネツトを検索していたら、右端に「ENDEX2017」という広告バナーが出ていた。これは多分、「ENDING EXPO 2017 」の略だと思った。 
どうして私がENDINGに興味を持っていることが分かったのだろう? 
 
インタ―ネットの広告というのは、誰にでも同じ広告が届くのではない。その人が必要としているだろうと思われる広告が、自動的に配信される仕掛けになっている。 
 
「エンディング産業展2017 」の会場入り口。 
 


これを考え出した人は凄いと思う。 
要するに、これは人生最後の重大イベントに関係している見本市である。・・・らしい。 
 
見本市会場が東京ビックサイトなので、我が家から近い。 
なんでも興味がある私は、そこで見本市の無料入場券を入手する為に「事前登録」をした。 
そして都バスに乗って、会場のビッグサイトに向かったのである。 
 
霊柩車の後部。霊柩車は儲かるのか、メーカーが4社も出ていた。 
 
 
今までに色々な見本市を見たことがあるし自社で見本市に出展もしていたが、このような見本市の見学をするのは私は生まれて初めてである。 
会場に入って驚いた。 
 
大変な盛況で、他の見本市との違いば坊さんがウロウロしていることくらいである。坊さんはこの見本市に何を見に来ているのだろうか? 
 
職人が石像を彫る実演をしていた。 会場には坊さんが多い。  
会場の片隅には「なんでも相談コーナー」があり、4人の坊さんが何かの相談に乗っているのが見えた。 
  
 
なにしろエンディングなのだから、みんな口も開かず静かに見て廻るのかと思ったら、これが大違いで売り込みも激しく、すぐにカタログを持ち切れないほども渡される。 
 
私は知り合いの葬儀社の社長夫妻と一緒にヨーロッパ旅行に行ったことがあるが、私の思っていた人とは大違いだった。彼は仕事で常に厳粛に振る舞っているせいか、旅行に行った時は羽目を外して滅茶滅茶明るかった。葬儀関係者はネアカなのかもしれない。 
 
「立派な墓ほど無縁仏になる」と友人の葬儀屋が言っていた。 
 
 
2008年に公開された日本映画に「おくりびと」というのがあった。 
俳優の本木雅弘が主役の納棺師を好演したので、よく覚えている。 
 
会場に「納棺師コンテスト2017」とお知らせが出ていたので、「何でも見てやろう」の私は「おくりびと」を思い出してコンテスト会場に入ったのである。そこでは4人の女性が納棺師の技能を競っていた。 
 
納棺師コンテストは4人で争われた。死人役はアルバイトかな?  
 
 
死人役が浴衣で寝かされていて、納棺師が美しく、優雅に着替えさせるのを競う。決して死人の素肌や下着を見せないようにして、片側から着替えをさせる。 
 
寝かせたままで靴下を履かせ、ワイシャツを着せてネクタイを結ぶ、そして背広を着せる。 
それをたった15分で行うのであるから、見事な技である。 
 
どうせ燃やしてしまう棺桶なのに、もの凄く豪華なものもある。 
「試しに寝てみますか?」と係員に言われたが、「寝たままになる」のが怖くて断った。 
 
 
会場では目新しい企画も多くある。 
ロボットのペッパーに読経と説法をさせたり、ペットの葬儀関係も多いし、遂には宇宙葬なんて謳って「お骨をバルーンで成層圏に送って、そこで宇宙にばら撒く」そうだが、そこまでやっていいのだろうか? 
 
それにしても、徘徊ジジイの私の興味は遂に極まった。 
残るは「あの世の体験」か、「臨死体験」だけとなった。 
 
ロボットの坊さんの読経と説話。(ここだけはTV取材が多かった) 
 
 
(おまけの話) 
平均寿命というものには誤解がある。私も勘違いしていたのだから・・・・。 
 
例えば「2017年の平均寿命」というのは「2017年に生まれた人が何歳まで生きるか?」ということを示しているだけで、「私が何歳まで生きるか?」また「あと何年生きるか?」ということではない。 
 
 
私の父は56歳で亡くなった。母は86歳で亡くなった。 
父は還暦を迎えられなかった。母は喜寿、傘寿はクリアし、あと少しで米寿だった。 
 
私は還暦はとうの昔に過ぎ、古稀も過ぎ、あと2年先の喜寿に向かっている。自分でも怖い。 
私の60歳の時は現役だったので、還暦など祝わなかった。 
 
織田信長が活躍した時代は「古墳時代」に属する平安時代(784年〜1184年) 
 
 
昔は還暦を迎える人が滅多にいなかったので、還暦を祝ったのである。 
今は60歳はまだ現役の人が殆どなので、還暦は祝わない人が多い。・・・と思う。 
 
赤い「ちゃんちゃんこ」を着せられて、大黒頭巾を被らされて、これを恥ずかしいと思わない人は相当の強心臓の持ち主だろう。 
でも還暦を迎える人が少なかった時代の方が、なにかと良かったのではないかと思っている。 
 
日本人の平均寿命の推移。 
 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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