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[2019.06.11]
■レトロな建物を探して  
 
アメリカに住む私の友人のSさんは建築家だったせいか、日本の古い建物が好きである。日本に来る度に、レトロな建物を見付けては密かに1人で喜んでいる。 
 
私も年のせいかレトロな建物には目が無く、思い掛けない場所で見付けては楽しんでいる。 
そしてその写真を撮って、アメリカのSさんに送信して喜ばれている。 
 
お店か、一般住宅か不明。 


都会のレトロな建物は色々な事情で残されてしまったのだが、そのレトロ感が貴重なのである。 
そこには言うに言われぬ事情もあるかもしれない。 
それを想像しながら見て歩くの楽しい。 
 
バブル期の地上げでも頑として売らなかった地主とか、建物付きで土地を買ったはいいがバブル崩壊で破産してそのままになったなどの事情もあるかもしれない。 
 
一般住宅。クーラーが設置されているから、人は住んでいる。 
 
 
私の住む地区には割合に古い建物が残っている。 
ある説によると、戦時中にアメリカ軍は戦後の占領政策の一環として、「アメリカ軍人のために聖路加病院は残す」と決め、ここだけは空襲をしなかったらしい。 
 
そう言われてみると、確かに聖路加国際病院の近くは焼け残っていて、古いレトロな建物が多い。 
 
昔の家の外壁は銅板張りが多かった。(銅板から緑青が出ていて、いい感じだ) 
 
 
そこで今回は近場だけを考えて、中央区に絞って探検した。 
すでに知っていたところもあるが、初めて知ったところもある。 
ここへ引っ越して8年が経つが、その頃にあった古い建物がドンドンと姿を消している。 
現在も建物を壊した後の狭い空き地に、作業員が基礎工事などしているのを見掛ける。 
 
 
  ビルの谷間に。     現役の米屋。 
 
 
レトロを生かした建物で商売をしている店もあるが、多くは民家である。既に人が住んでいない家も多いが、耐震、冷暖房、風呂、火災などを考えると、このまま住み続けるのも大変だろうと思う。 
 
あと10年もすれば、レトロな建物は町から姿を消す運命にありそうだ。 
せめて写真に収めて、昭和の時代の風景を後世の人に残したい。 
 
安くて新鮮と評判の「宮川鶏肉店」。 
 
 
レトロの建物を探して歩いていて気が付いた。 
建物だけでなく、自分自身も知らず知らずの内にレトロになっていたことである。 
 
今回はレトロの建物を探す旅だったが、「おまけのレトロの話」が長くなり、建物はあまり紹介できなかった。 
「次の機会のお楽しみ」にさせてもらいたい。 
 
日本料理店「くろさわ」。(映画監督の黒澤明の息子のプロデュースらしい) 
 
 
(おまけの話) 
アメリカに住む友人からメールが来た。 
「以下のものを郵送して頂きたく、お願いします。アマゾンでもアメリカへの配達が無いので、お手数おかけします。萬金丹釜屋もぐさ本舗のカマヤミニ強と弱を各1つ」。 
そのメールを見て、私は思わず笑ってしまった。 
 
株式会社 釜屋もぐさ」の入口。 
 
 
萬金丹は「お伊勢参り」した時に買う薬である。これは「なんでも治してしまう万能薬」である。 
「カマヤミニ」というのはお灸の商品名だが、私は今までの人生で1回もお灸をしたことが無い。 
 
彼はもう50年近くアメリカに住んでいるが、日本人より日本的になっている。そこで日本橋の「釜屋もぐさ本舗」に希望の「カマヤミニ強と弱」を買いに行った。 
 
昔からのお灸「釜屋灸」。 
 
 
正式名は「株式会社 釜屋もぐさ」といい、1659年の創業の創業であるから、もう360年の歴史がある。出て来た担当者に聞いてみた。 
「私はお灸の経験は無いが、いまだに人気があるんですね!」。 
 
「アメリカの友人から頼まれた」と言ったら、「カルフォルニアのトーランスというところで個人的に扱ってくれている人がいます」と、連絡先を教えてくれた。 
 
本社で買って来た「カマヤミニ」(強と弱)。 
 
 
私 「お灸は肌に火傷の跡が出来るんですよねー」 
係員「お灸は皮膚に刺激を入れて体を反応させる治療方法ですが、現在は火傷をしない低温お灸が主流になりつつありますので、カマヤミニが売れています」。 
 
360年の歴史がある商品でも、時代に即した開発を行っているから会社が生き残っていると知った。 
しかし会社は期待したレトロな建物ではなく、近代的なオフィスビルになっていたのが少し残念だった。 
 
「カマヤミニ」の中身サンプル。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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