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[2019.04.11]
■花の命は短くて
 
東京では3月21日に開花宣言が出された。 
その後、東京と言っても場所によって違うが、4月3日頃が満開日だった。4月6日が土曜日で、7日が日曜日だったので、この週末がお花見の最盛期だった。 
日曜日の夜に雨が降ったので、桜はこの日で最後となった。 
 
橋の上から大横川の上流を見る。 


だから満開から散るまでに1週間も持たなかった。 
桜の花が散ると、なぜかこの時だけだが人生の儚さを感じるのは私だけだろうか? 
 
「儚さ」、「潔さ」などを桜に重ねるのは日本人だが、私はそのような人生を送って来たろうか? 
いま振り返ってみると、恥じることばかりだ。 
 
桜の花が散り、水面に浮かぶ桜の花びら。 
 
 
「恥じることない」と言えば、「小椋佳/作詞、堀内孝雄/作曲、歌手/五木ひろし」で大ヒットした「山河」という歌がある。 
その歌の中に「恥じることない」というフレーズがある。 
最近のマンションの友人達との月1回のカラオケで、私は気に入って歌っている。 
 
「顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか 永遠の水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか」 
 
【ジャンボ尾崎の歌う山河(YOUTUBE)】が素晴らしい。 
 
観光用和船も役目を果たし、カバーを被せられている。 
 
 
4月8日に門前仲町に行き、大横川の桜の様子を見た。 
私の予想通り桜は終りを迎え、川には美しい花筏が出来ていた。 
そしてまた、ここで「花の命は短くて・・・」というフレーズが浮かんで来た。 
 
この言葉は今から100年以上も前の女流小説家の林芙美子が作った詩で、かなり有名である。 
 
     左岸の花筏           右岸の花筏 
 
 
 
「花の命は短くて」ばかりが有名で、その後を私は知らなかったので、この詩の全文を調べてみた。 
 
【風も吹くなり  雲も光るなり 生きている幸福は 波間の鷗のごとく  漂渺とたゞよひ  生きてゐる 幸福はあなたも知ってゐる 私もよく知ってゐる 花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり】 
 
上げ潮の速度に合わせて岸辺を歩いて花筏を撮影する。 
(下流の左から上流の右へ花筏が進む) 
 
 
この日は朝から小雨が降っていたが、昼から晴れた。 
誰も花見に来ていない大横川に架かる橋の上から川面を眺めた。 
丁度、上げ潮の時間らしく、東京湾の上げ潮が隅田川を遡り、大横川まで遡る。 
 
私がゆっくり歩くくらいの速度で、花筏が上流に流れて行く。 
私はそれを岸辺の小道から追う。 
 
橋の上から下流から押し寄せる花筏を見る。 
 
 
上流から観光船が満員の乗客を乗せて、大横川を下って来るのが見えた。橋の上で写真を撮っている私に外国人観光客が手を振った。 
なんだか照れるが私以外に誰もいないので、私も彼らに手を振った。 
あと2〜3日は花筏が見られると思うが、週末では遅いので見る人は少ないのが勿体ない。 
 
上流から観光船がやって来て、外国人観光客が私に手を振った。 
 
 
(おまけの話) 
桜の季節が終る頃に、桜の花が散るように友人から悲報が届いた。 
長年にわたり、癌の転移に苦しんだ末の最後だった。 
同じ年齢の友が亡くなると、次は自分の番かと寂しい気持ちになる。 
 
私の父は癌で早世したが、母は86歳まで頑張ってボケもせず心臓病でポックリ逝った。 
果たして私はどちらの遺伝子を多く受け継いでいるのだろうか? 
 
近所の桜並木の通りに散った桜の花びらが、敷き詰められた絨毯のようだった。 
 
 
私のご機嫌伺いのメールを出したら、知り合いの女性から返信メールが来た。ご主人を少し前に亡くしたようだった。 
タイミングの悪い時に「ご機嫌伺い」をしたと後悔している。 
 
その方は認知症を患っていたようだが、彼女のメールでは認知症の人に対応する言葉は、「いずれ我々も近付いています」とか、「我々も同じようなもんです」と言うのが介護をしている人を傷付けない言葉のようだ。 
 
自転車のサドルにも、雨で張り付いた花びら。 
 
 
マンションの友人の母は95歳を超えていて、もう10年以上も介護施設に入っている。 
彼は毎月1回は施設を訪問しているが、母は重度の認知症を患っている。 
彼が訪問すると、「どなたか分かりませんが、いつもお見舞いをありがとう御座います」と言うそうだ。 
 
「これが悲しい」と彼は言っていた。 
桜は散り際が潔いが、私もなんとか美しい散り際を目指したい。 
 
この光景も1日で終る。自転車や歩行者が通れば終ってしまう儚い光景だ。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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