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[2019.05.09]
■人生いろいろ(3)
この年になると滅多なことでは驚かないが、最近、驚くことがあった。 
知り合いにXさんという私より少し若いが、見た目があまり豊かそうではないジジイがいる。 
 
もしかして栄養が足りないのか、痩せていて顔色もあまり良くないので私は心配している。そこで元気を出してもらいたくて、銀座のランチをご馳走してあげることにした。 
 
*今回の写真は上野・不忍池の様子です。(5月7日) 
 
遠くに弁天堂が見えました。 


ランチの時にXさんの生い立ちに付いて聞いてみた。 
私の想像では「ごく普通の家に生まれ、普通のサラリーマン生活をし、定年になり厚生年金だけで倹約生活をしている」と思っていた。 
ところが「ごく普通の家に生まれ」というところからして違った。 
 
7月後半になると一斉に蓮の花が咲きます。 
 
 
Xさんのお母さんの実家が凄かった。 
曽祖父(お爺さんのお父さん)は地方都市の米問屋で、もの凄い資産家だったようだ。祖父は米問屋に見切りを付けて呉服問屋に商売替えしたら、これが大当たりで更に資産を増やした。 
一時は家作を500軒?も持っていたそうだ。 
 
鯉が悠々と泳いでいました。 
 
 
お父さんは「頭の良い真面目な人」という触れ込みで、お母さんと見合い結婚をした。ところがXさんが大学生の頃に、外に女を作り離婚をして家を出て行った。 
その時に子供達に向って、「もうお父さんじゃないから、外で出会っても馴れ馴れしくするな!」と言ったそうだ。 
 
 
 
ところが離婚しているにもかかわらず1週間もしない内に家に戻り、普通に生活し、またしばらくすると家を出て行ってしまうというなんだか分からない父親だったそうだ。 
そこで父親が家に来た時にXさんが、「これからあなたのことをなんと呼べばいいの?」と聞いたら、「お父さんでいい」と答えた。 
 
白鷺が餌を探しています。 
 
 
そんな父親も離婚したまま、あの世に行ってしまった。 
実家の親から財産を相続した母親はボケてしまい、今は介護施設で生活している。Xさんは月に1回は面会に行っているが、その時にお母さんはいつも言うそうだ。 
 
「どちら様か分かりませんが、いつもご親切にありがとう御座います」。この言葉は、さすがにXさんも悲しいそうだ。 
 
 
 
Xさんは普通のサラリーマンで定年を迎えたが、お母さんは財産家なので、ボケた今でも信託銀行から毎月10万円をXさんと2人の弟妹の口座に振り込んでくれているそうである。 
 
ただXさんの奥さんがシマリ屋で、Xさんの10万円も取り上げ財布を握って離さない生活が50年も続いて来たので、もうXさんはお金を使うということを忘れてしまったようだ。嘘のような漫画みたいな話である。 
 
鯉が水に潜った波紋です。 
 
 
(おまけの話) 
Xさんの知り合いのY子さんの話である。私もY子さんを知っている。 
彼女は1年前にご主人を亡くして、今は1人暮らしでボランティア活動を熱心に行っている。 
 
Xさんも奥さんを亡くして1人暮らしで、近所でY子さんと出会い世間話をしたそうだ。その時に時間があったので、お互いに色々な話をしたそうだ。 
 
鯉が人を恐れず、近付いて来ました。 
 
 
Y子さん「食事はどうしているの?」 
Xさん 「自分で作って食べています」 
Y子さん「どんなものを作っているの?」 
Xさん 「ご飯とみそ汁と炒め物が多いです」 
Y子さん「え〜、みそ汁も作るの!」 
 
水面に青空と白い雲が映っていました。 
 
 
ここから驚いた話である。 
Y子さんはXさんに「私にみそ汁の作り方を教えて!」と言ったのである。彼女は80歳くらいだと思うが、みそ汁の作り方も知らなかった。 
亡くなったご主人はマメな方だったので、家では彼がいつも食事を作っていたらしい。 
 
現在のY子さんは朝はパン、昼は食べたり食べなかったり、夕食はいつも外食だそうだ。 
こんな人も世の中にいることに驚いた。「人生いろいろ」である。 
 
野バトもノンビリと池を眺めていました。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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