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[2018.09.14]
■バカに付いて考える
自分で自分のことを「バカだなー」と思うことがある。 
最近はそれが特に多いような気がしている。 
現役で頑張っていた頃は、「橋本さん、もっとバカになった方が良い」と言われたことがある。 
でもその頃は自信過剰だったので、バカになるのは嫌だった。 
「本当にバカと思われるんじゃないか」と思っていたのである。 
 
今回の写真は有楽町と銀座の裏町の風景です。 
セピア色と白黒で、懐かしさを感じて頂けたら幸いです。 


 
段々と年を取り、世の中が自分の思うように行かないことが増えて来る。そうなって初めて人生の先輩が言った「もっとバカになった方が良い」の意味が分かるようになる。 
「バカとハサミは使いよう」と昔から言われているが、バカになって使われたふりをして、実は使う側になっているという方法があると知った。 
でも根が真っすぐな私は、人を「騙す」ようなバカにはなれなかった。 
 
 
以前にも書いたが、「車で出掛けて電車で帰って来てしまい、車を盗まれたと思った」話とか、「熱海まで会合の為に出掛けたが、会合先の旅館の名前を知らなかった」とか、「行き先を確認しないでバスに乗り、全く違う方向に連れて行かれた」、「蕎麦屋で天ざるを注文してから財布を家に忘れて来たことに気が付いた」など、バカなことをした経験は数知れない。 
 
 
私の小さなバカなどは書き出したらキリが無い。 
最近は「女房に買い物を頼まれて、間違えたものを買って来た」などよくあるし、それを防ぐために「メモして出掛けたが、そのメモを家に忘れた」なんてエスカレートしている。 
そのくせ他人がバカに見えるから、私は救いがたいバカジジイである。 
 
 
試しに「馬鹿」を辞書で調べてみると、「愚かなこと」、「社会の常識に欠けていること」、「知能が劣り愚かなこと」、「無益なこと」、「役に立たないこと」、「理解力・判断力・知識などが人と比べて劣っていること」などと出ている。 
これを見ると、どうも私を含めて周りの老人たちがみんな当てはまる。 
 
 
関西ではバカのことを「アホ」と言う。漢字で「阿呆」と書くが、「あほう」ではない。 
明石家さんまが「アホちゃいまんねん。パーでんねん」というギャグを連発してから、関東人もやっと「アホ」と分かったのである。 
しかし関東のバカと違い、アホは「滑稽で・人がよい」ことが必要不可欠である。 
 
 
「バカ」でも肯定的に使われる場合も多くある。 
「専門バカ」、「親バカ」、「バカ正直」、映画にもなった「釣りバカ日誌」もあるし、演歌歌手の「細川たかし」が歌い大ヒットした「私バカよね、おバカさんよね」という歌詞もある。一時はバカを売り物にした「おバカキャラ」のテレビ・タレントさえいた。 
 
「馬鹿」は当て字で、本来は仏教から出た言葉で、「莫迦、馬稼、破家、跛家」などと書く。 
最後の最後で「バカじゃないことを示したかった」というところが、私がバカなんだろう。 
 
 
(おまけの話) 
日本語は外国語に比べて、同じ事柄を表すにしても表現が多いように思う。そんな言葉の代表例として「アホ」と「バカ」に付いて、全国の調査を行った本がある。 
それは「全国 アホ・バカ分布考」という本で、元々は関西のテレビ番組の「ナイトスクープ」というお笑い番組から発生したらしい。 
どの地方で「バカ」、どの地方で「アホ」と言うか徹底的な地域分布を調べた本である。 
 
 
著者はその番組のプロデューサーの松本修氏で、単行本ながら570ページに及ぶ力作である。 
関西人は馬鹿のことを「アホ」と言い、関東人はそのまま「バカ」と言う。 
でも、これは全く同じという意味ではなく、関西人はアホと言われても怒らないが、バカと言われると怒る。でもバカタレと言われた場合は怒らないというから、同じ日本人でも分からないことが多い。バカの意味は深く、本にする値打ちがあるのだろう。 
 
 
でもバカにも色々な使い方があり、必ずしも悪いばかりではない。 
「バカに美味しい」、「バカ正直」、「バカ当り」、「バカ受け」など良い意味も沢山ある。 
またバカのことを「アンポンタン」、「オタンコナス」、「トンマ」、「マヌケ」、「ノータリン」などとも言い、数え上げたら全国で数十はありキリが無い。 
 
どうやら言葉というのは京都が発祥で、そこから全国に伝播して行き、500キロ圏に古い言葉が残ったというのがこの本の主題である。 
私はこの本を最後まで読んだが、眠れない夜には最適な本である。 
 
 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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