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[2012.08.23]
■下町との関わり合い方 
私は生まれも育ちも下町とは縁が無かった。 
下町の再開発で高層マンションが建つと、表面化はしていないが、色々と問題が起きる。その最大の問題は、『下町の人達との関わり合い方』である。 
 
どこでも古い町は、その町独特の歴史、伝統、人情というものがあるはずである。ところが、マンション族はそんなことはお構いなしの人が多い。 
「通勤に便利だ。周りと関係の無い生活をしたい。防犯に優れている。庭の手入れもしないでいい」などなど、人により色々な事情がある。 
 
ご近所の盆踊り会場の入り口 


古い伝統のある町の真ん中にドーンと高層マンションが建つ。 
再開発で町を去る人、残る人が出る。 
それにより、古くからの人間関係が壊れてしまうこともある。 
 
盆踊りの舞台はマンションに囲まれてしまっている。 
 
同じマンションに住むKさんという区会議員の女性からメールが来た。 
『2010年の夏より新たな地域コミュニティの可能性を探るために「もらい湯キャンプ」というものがあります。 
 
我が家のお風呂場 (ガーコが2匹) 
 
そもそもの狙いは、新しい住民と古くからの住民の交流をご家庭の「お風呂」を借りることにより深めていこうというものです。ご家庭のお風呂を子ども達に貸していただけませんか?』とあった。 
 
櫓の上では子供たちが太鼓を叩く 
 
私は躊躇したが女房に聞いてみたら、『いいんじゃない。受け入れてあげたら・・』と快諾だった。 
8月のある日に、引率者に連れられて小学生の女の子が3人やって来た。 
 
招待席から見た舞台 
 
最近の子供は昔の子供のように、人見知りなんかしない。 
初対面でも、大人と対等に話が出来るのには驚いた。 
3人で我が家のお風呂に入り、猫のラーちゃんと遊び、楽しいひと時を過ごして帰って行った。 
 
可愛い親子連れは新住民か? 
 
(おまけの話) 
ある時、同じ町内の実力者のOさんを紹介された。 
彼の話では、このマンション建設には地元の大反対運動があった。 
しかし、Oさんの「町の発展の為には必要だ。反対運動は止めろ」という鶴の一声で反対運動は止んだそうだ。 
 
そして、その後、同じ町内の盆踊り大会の招待状が来た。 
Oさんに尋ねた。『祝いの品を持って行きたいが、お酒がいいのかな?』 
私の質問にOさんは答えた。『先ずは手ぶらで来てみてくれ』。 
 
辺りが暗くなり、盆踊りも最高潮になる 
 
そして下町の盆踊りを初めて経験した。 
ところが、なんと招待客用の席が用意されていて、酒や肴が出て来た。 
「酒も飲めない」、「踊りも出来ない」、「知り合いもいない」では間が持てない。 
 
暫くして、Oさんに見付からないようにして席を立った。 
でも下町らしい、素晴らしい盆踊り大会だった。 
 
さすがに地元のお母さんも「いなせ」である 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2012.08.23 07:09:44
江戸の昔から、いきでいなせで気ぐらい高い、江戸っ子衆の伝統のど真中にできたマンション群。知らないもの同士は、知らないままだから誤解が起きるので、お風呂に入りにきた子供達が、なんだマンションの人も同じ人間なんだ、とわかれば、少しは理解の助けになるでしょうね。 マンションの人も下町の伝統風習を受け入れ、好奇心旺盛で、これはいいチャンスだと楽しむようにしたら良いかと思います。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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