[2010.03.18]
いよいよ旅も最後の行程となってしまった。
バンコックから成田空港経由、自宅までの最後の旅である。
バンコックで5日間、インドで13日間、そして今日の帰りの飛行機の1日で合計19日間の長旅であった。
水を飲むチョベーラ
(写真は今回のトラの撮影の中のベスト5です。)
バンコックでは中学・高校時代を一緒に過ごした仲間6人に加えて、もう1人がロサンゼルスから駆け付けてくれた。
50年という時を一気に遡り、その時代を一緒に過ごした仲間は見栄も奢りも自慢も無く、15歳に戻ったようだった。
鳥を追うバンベイ
体は確実に老化が進んでいるのに、頭だけが若い頃に戻っていて、頭と体のバランスが取れず、笑うことが多かった。
インドではO君のガイドで、思いがけず素晴らしいトラの写真が撮れた。
さすがにトラを追って40年のキャリアは凄いと思った。
しかも私はビギナーズラックで、12頭ものトラに出会えた。
疲れたチョベーラ
バンコックも良かった。インドも良かった。
これが私の人生のラストジャーニーになるのかもしれない。
もう充分に人生という旅は堪能した。
あとは静かに女房と一緒に、行ける所まで暮らして行こう。
・・・と言いながら、また旅に出てしまうのかもしれないなー。
悠々と歩くミルチャヘニ
(おまけの話)
出会ったトラ達(出会い順に)
1、ニューメール (♀)
2、ミルチャヘニ (♀) と子トラ 3匹
3、チョベーラ (♀) と子トラ 2匹
4、B2 (♂)
5、ミルチャヘニの子供 (♂)・・・異父の子
6、ボーカ (♂)・・・牙が欠けている
7、バンベイ (♀)
水場に向うチョベーラ
[2010.03.17]
いよいよインドともお別れで、タイへ向かう。
ニューデリーを出て、しばらくすると左手にヒマラヤ山脈が現れる。
山脈の切れる少し手前の高い山がエベレストだと、元アルピニストのO君が教えてくれた。
遠くに8000メートル級の山々が白い雪をかぶって連なっている。
今回の旅は昨年12月に偶然のO君との再会から実現したもので、旅の時間を通して今まで知らなかったO君の人生を垣間見た。
新宿の夜の街で激しく生きて来た男の迫力と、トラにかける彼の情熱を強く感じた。
[2010.03.16]
今日はオーチャからニューデリーまで、最後の車の旅である。
インドに来て驚いたもののひとつは交通事情である。
都会は車だらけで、慢性的な渋滞が起きている。
イギリスの統治時代の名残で、交差点は信号機の無いところが多く、それが渋滞に拍車を掛けている。
交差点では『早い者勝ち』である。
トラック、乗用車に加えて、荷車、オートバイ、人、自転車、人力車、三輪タクシー、バスなどが入り乱れて殺到する。
車は絶え間なくホーンを鳴らすので、うるさいこと夥しい。
インドでは牛が優先
[2010.03.15]
往きは3日間をかけてニューデリーからタラ村まで走った。
帰りは観光をしないので、そこを2日間で戻る強行軍である。
初日はオーチャまで450キロを戻ることになっている。
田舎道を走っていて、よく目に入る光景がある。
それは『人がうんこをしている姿を見る』ことである。
私は今までの長い人生で、そんな光景を見た覚えは無い。
蛇使いの少年
[2010.03.12]
今日はトラとの最後の日である。
我々は運が良いことに、ドライバーはサンジェイだった。
彼と出掛けた日で、トラを見られなかった日は無いのである。
そんな100%男の彼を私は『タイガーマン』と名付けた。
サンジェイもそれを喜んでいた。
午前中の早い時間にミルチャヘニを見付けた。
我々以外に誰もいない。
藪から出て来て、草原を悠然と歩いて行く。
またこちらに戻り、藪の中で一休みする。
そして、どこかへ消えて行った。
ホテル支配人(左)とサンジェイ(右)
[2010.03.11]
ベンガルトラはインドしかいない。
特にその縞模様が美しい。
この自然公園では25頭から30頭のトラが生息していると言われているが定かではない。
縄張り争いに敗れて出て行ってしまうトラや、死んでしまうトラもいるし、新しく生まれて来るトラもいるからである。
全くの自然のままで管理しているので、なかなか数が増えない。
トラの足跡
[2010.03.10]
インドへ来てからは、いつも食事はカレーである。
ホテルでは朝はミルクティに生搾りオレンジジュースで、それにパンと玉子焼きが出るが、カレーも出る。
昼は3種類のカレーと、チャパティという薄いパンみたいなものが2種類とライスが出る。
夕食も同じようなもので、やはりカレーである。
インド人は牛も豚も食べないので、カレーの具は『豆』、『野菜』、『鶏肉』である。オクラのカレー煮なんてものも出る。
いずれにしても、カレーからは離れられない。
シカ
[2010.03.09]
トラの棲む国立公園の奥に頂上が平らな山が2つある。
女山と男山である。
その男山には古代の遺跡があるという。
そこでこの日は午前中は遺跡の見学とした。
標高812メートルの山をジープで登る。
道が険しくて、なかなか登れない。
この遺跡を縄張りにしているトラもいるのだから、見学といっても安全なわけではない。
眼下に広がるトラの棲む森
[2010.03.08]
3日目は象を雇って、もっとトラの近くに行こうと計画した。
ジープは決められた道路以外には行けないが、象はどこへでも行けるという利点がある。
だが、象を雇うのは高いのである。
1日で2人乗りで日本円に換算すると9万円にもなる。
更に象使いにチップも必要だ。
これがどのくらい高いかというと、感覚的には日本で50万円を支払うような感じである。
象に乗るO君とY君
[2010.03.05]
トラを見に行くには朝が早いので、ホテルにモーニング・コールをお願いする。普通は自分でタイマーのセットをするか、部屋の電話で起こされるが、ここでは違う。
イギリス統治時代の良き伝統が続いていて、なんとボーイがミルクティとクッキーを持ってドアを叩くのである。
熱々のミルクティでクッキーを食べてから出掛ける。
ホテルから2〜3分のトラの保護区の門の前に行くと、既に10台以上のジープが並んで開門を待っている。
ジープから象を見る
ジープはスズキのジプシーという名であるが、日本で言うジープニーをサファリ用に改造したオープンカーである。