■ − 稀府岳 −
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前日、こんな肉山の登頂成功に気を良くし、1年ぶりに山へ行ってきました。
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毎日窓から見慣れているのに初めて登る山『稀府岳』です。
朝7時半、他には誰もいません。
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となりの伊達紋別岳には何度も登りましたが、二つの山の間にある『天狗岩』、子どもの頃から一度でいいから近くで見てみたい、と思いつつ登山道からは遠く、諦めていました。
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ところが、稀府岳に登った知り合いから「稀府岳の頂上から天狗岩に縦走できるらしいよ。」と聞き、今年は絶対に行こう!と思っていました。
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稀府岳頂上から天狗岩までは1時間以上かかるそうで、久しぶりに何のトレーニングもしてない初老の体力ではどうなんだろう?と、大いに不安を抱きながら、まぁ行けるだけ行ってみよう、と毎度の見切り発射。
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伊逹紋別岳は、一合目からきつくて、毎回登り始めてすぐに後悔するのですが、稀府岳は、ちょっとだけ楽でした。
ついつい急いで歩を進めてしまう癖があるので、とにかく小股でゆっくりと、休みながら、を心がけながら、登りました。
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伊逹紋別岳もそうなのですが、稀府岳には何度もピークがあり、「あそこが頂上かな・・」と淡い期待を持っては、何度も裏切られました・・^−^;)
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そんな事を何度も繰り返し、疑心暗鬼になった頃、あっけなく頂上へ。
いつもならお湯を沸かし、のんびり食事や珈琲を楽しむところですが、まだ雪が積もる狭いスペースで、軽く行動食をつまみ、写真を撮り、いざ天狗岩へ!
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勇んで歩き出して間もなく、ガクっと道が落ち込み、先人たちの足跡もそこまで。
先日の雪が積もり、その後誰も天狗岩へ向かっていなかったようです。
スノーシュー等の装備をしていなかった(というか、持っていません)ので、これ以上は無理と判断し、次回へおあずけ、となりました。
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登りに約2時間、下りに1時間半、終始雪道に、下山した時にはけっこうヘロヘロ。
天狗岩へ行けなくて正解だったかも知れません。
憧れの天狗岩、必ず会いに行きます。
フジテッコウ