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[2006.10.25]
■カウンターの椅子
「れん」には今、5種類の椅子があります。 
店の備品選びは、どれも時間が掛かったのですが、中でもカウンターの椅子は、東京の合羽橋まで行ったのに、なかなか見つからず、本当に悩まされました。 
 
 
 
 



そんなとき、ふと見たテレビで紹介された札幌のリサイクルショップが目に留まり、早速出掛けて行ったところ、ようやくこの椅子に出会えたのです。 
 
でも見つけたときは、塗料は剥げているし、クッション部分はペッタンコに凹んでいるし、かなりボロボロでした。 
あまりの状態の悪さに、店の方も売れないと思ったのか、値段さえも付いていませんでした。 
「いいんですか?これで...。」と心配そうな顔をしながらも、「じゃ1500円で。」と店員さんに言われ、「いいんです!いいんです!はい4500円。」と、私は喜んで3脚買って来ました。 
 
家に帰ってから、娘と二人でせっせと紙やすりをかけ、塗料を塗り直し、クッションの部分を張り直しました。 
そして、その張替えに使ったこの帯。 
実はこれ、とっても歴史あるものなのです。 
 
 
 
 
 
この帯は、母方の祖母がお嫁入りの時に締めてきた丸帯です。 
1926年、祖母は三重県の木ノ本(現熊野市)から、三重県の迫子にお嫁に来ました。 
早くに祖父は亡くなっているので、わずか10年余りの婚姻期間だったのだそうです。 
その後、洋裁や編み物で生計を立てながら、子ども4人を育てました。 
 
そんな祖母の大切な帯を、気持ちよく切らせてくれた八重ちゃんに感謝です。 
オープン3年を過ぎ、椅子の張替えも3回しました。 
ですから、もう一回分の生地しか残っていません。 
 
さて、あとどの位、お客様の椅子でいられるかしら? 
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▼コメント(2)
名前:Rietty  2006.10.26 22:14:09
青りんごさん、あなたは、「れん」のこの椅子に座ってくださったことがあるのですね。  
どうもありがとうございます。  
座り心地がよいと、おっしゃっていただいて、とても嬉しく思います。  
祖母もきっと喜んでくれていることでしょう。  
 
その昔、祖母がこれから始まる新生活への期待と不安を、胸の中からこぼさないように、きっとこの帯で気持ちを引き締めていたのだと思うのです。  
 
この帯を撫でていると、そんな祖母の思いが、伝わってくるような気がします。  
お客様もどうぞお尻で感じてくださいね(笑) 
名前:青りんご  2006.10.26 17:16:31
椅子って何気なく座っていますがその座り心地はやっぱり重要ですよね。座り心地の悪い椅子ですと気になって落ち着かないですが、座り心地のいい椅子は気にならないからその存在をも忘れさせてくれますよね。れんさんの椅子に落ち着いて座っていられるのは私達には見えない手間と大切な思い出の詰まった帯のおかげですね。  

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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
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1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
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